[新装版] 男たちの未来 支配することなく、力強く
変革を迫られる男たち

[著者]ヴォルター・ホルシュタイン
[訳者]岩井智子

男であるということの意味は? 男らしさとは何か? 男の誤りとは何か? 男の変革と社会の変革とは? 変革を迫られる男たち。

定価=本体 2,427円+税
1998年10月20日/四六判並製/332頁/ISBN978-4-88303-014-9



[目次]
献辞 3
まえがき 4

第1章 男の危機 14
  1 歴史的転回点 15
  2 男の脱男性化 21
  3 男性派遣とその崩壊 26
 第2章 加害者としての男、犠牲者としての男 32
  1 フェミニズムと男たち 36
  2 男の変革 41
  3 上層構造 47
  4 二重の抑圧 52
  5 運動に参加する女と男 56
 第3章 メディアのなかの男 62
  1 ヒーローとドジな男 63
  2 たとえばジェームス・ボンド 68
  3 男のイメージ、女のイメージ 72 
  4 明日に向かって撃て、クレイマー・クレイマー 75
 第4章 男とは何か? 78
  1 自然と文化――自然の性と社会的性 79
  2 男の原理、女の原理 83
  3 男らしさという鎧 87 
  4 ヘルムート・バルツへのインタビュー 92
 第5章 男たちの姿 102
  1 ゲオルク・ジンメル 104
  2 ヨアヒム・ボーダマ 106
  3 フォルカー・エーリス・ピルグリム 108
  4 男らしさ――理論上の輪郭 111
 第6章 弱き者――汝の名は男 125
  1 ハーブ・ゴールドバーグへのインタビュー 127
  2 価値の転換 132
  3 矛盾に満ちた生 134
  4 健康な男は病んでいる 137
 第7章 男たちの道 141 
  1 業績と厳格さ 142
  2 依存と別離 145
  3 距離と服従 148
  4 闘争と権力 150
  5 競争 152
  6 愛と情熱 154 
 第8章 男たちは今 159
  1 アンケートにみるドイツの男 161
  2 今日の男――傾向分析 165
 第9章 危険な女性 176
  1 女性に対する男性の不安 178
  2 女性の歴史的な復讐 183
  3 男性の社会的去勢 188
  4 リヒャルト・M・ケラーへのインタビュー 195
  5 女性の二重の性格 198
 第10章 これまでとは違った男「アナザー・マン」 203
  1 ビート族 205
  2 ヒッピー 208
  3 アングラ 211
  4 オールタナティブ運動 213
  5 スピリチュアル・マン 216
 第11章 男の友情のありか 219
  1 運動に参加する男たちの歴史 221
  2 男性グループと男の変革 230 
  3 ウェイン・A・イーウィングへのインタビュー 234 
  4 男たちの新しい世界 238
  5 ダニエル・グラウスへのインタビュー 248
 第12章 男は男 255
  1 男の女性化 256
  2 男性のイニシエーション 263
  3 男どうしで――男の世界の強化 271 
  4 社会的変革の必要性 277

あとがき 284
訳者あとがき 285
注 I
参考文献 XXIII
アンケート XXXII
文献案内・さらに読み進めたい人のために XXXIX


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