[目次]
序言7
テーマへの導入 9
第1章 女たちの復讐――女は隠す。男は女を恐れる 13
1 復讐はつねに「他人」によってのみ行われる 14
2 女の復讐 20
3 オリエント急行での平手打ち 23
4 男の復讐 26
第2章 復讐への挑発 31
1 尊敬を受ける権利 32
2 善行の重荷 41
3 言葉の強さ 47
4 女性の抵抗 51
5 復讐は攻撃ではなく、リアクションである 55
第3章 挑発に対する返答 59
1 復讐の形は文化的規範や価値の一部である 60
2 女たちの復讐――典型的な例 60
拒絶された女の品位のある復讐 61
裏切られた妻の復讐 63
魔術による復讐 66
娘に対する母の復讐 68
利用された女の復讐 71
復讐としての病気 73
名誉を持たない女の復讐 75
破壊された自己イメージ 77
「女としての」復讐 84
「報復しない」復讐 86
3 他の女に対して 88
第4章 社会的な背景のなかの復讐 93
1 復讐好きな女の典型94
2 復讐する女はヒロインにはなれない。なぜマザー・テレサやロビン・フッドは復讐狂と言われないのか 103
3 女性の名誉 109
4 失われた名誉 114
5 決闘 122
6 神の裁き 132
7 復讐、法と正義 138
8 復讐と宗教 151
9 「運命による復讐」の秘密 162
10 魔術と迷信 167
11 復讐の女神と戦の乙女:神話のなかの復讐 176
第5章 心理学的な観点 195
1 依存が直接の復讐を妨げている 196
自分が積みを負う不安 202
自分自身にむけた復讐 204
見捨てられ、愛を失う不安 207
2 公の対決 210
ひそかな復讐に別れを告げる 210
すすんで赦すこと 217
傷つくことから自分を守る 219
おわりに 復讐を扱う商売および別の考え方 222
謝辞 225
訳者あとがき 226 |