ことばと社会1号
特集:地名の政治言語学

[編]『ことばと社会』編集委員会

 

定価=本体 2,200円+税
1999年5月20日/A5判並製/219頁/ISBN978-4-88303-057-6

 



[目次]

創刊のことば
 『ことばと社会』はなにをめざすか/原聖

巻頭エッセイ
 日本語とアイヌ語のある国/柴田武 004

特集:言語の復活
 少数言語の権利としての街頭地名表示―ウェールズとブルターニュの事例から/原聖 006
 インドにおける固有名の位相―歴史のなかの多言語・多文字社会/藤井毅 023
 「内蒙古」という概念の政治性/フフバートル 040
 戦争と地名――「大東亜戦争」の場合/安田敏朗 060
 アイヌ語地名の併記を考える/小野有五 078
 名前、地名、国際法/F・ド・ヴァレンヌ[訳/小林真理] 087
 「地名の政治言語学」のための文献案内/ましこ・ひでのり 094

海外雑誌論文
 ロシアの少数民族の言語/O・A・カザケヴィチ[訳/谷津光宏] 104

リレー連載 コンピュータと多言語@
 サイバースペース多言語主義と言語/権力フォラム/西垣通 123

連載報告 多言語社会ニッポン
 アイヌ語@/大野徹人 128
 琉球弧の言語@/西岡敏 135
 朝鮮語@/藤井幸之助 140

書評
 осударственные Языки в Российской Федерации./児島康宏 144
 Henri Boyer(ed.), Plurilinguisme., Philippe Gardy, L’ecriture occitane contemporaine, Une quete des mots.,
 Robert Lafont, Quarante aans de sociolinguistique a la peripherie./佐野直子 148

〈多言語社会研究会〉報告
 「ベトナム語意識」における「漢字/漢文」の位置について/岩月純一 154
 「うちなーぐち」の現状と展望/中村淳 166

資料編
 戦前・戦後日本の言語事件史/安田敏朗+ましこ・ひでのり 185

執筆者一覧 212
Mokuzi(Contents) 213
編集後記 217


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