[目次]
目次
刊行によせて(初版) 田中克彦 3
序論 日本の植民地言語政策とは 11
第1部 日本語普及政策の歴史的展開 25
第1章 台湾における日本語普及政策 26
1 発端 26
2 台湾の日本語教育の歴史的展開 30
3 伊沢修二の政策構想と理念 35
4 台湾人と日本語 42
第2章 満洲国における日本語普及政策 48
1 満洲国の「国語」 48
2 新学制と国語政策の背景 56
3 満洲国の統治政策 60
4 社会教育と語学検定 63
5 満洲仮名と協和語 68
6 日本語普及の裏側 76
7 関東州の日本語 79
第3章 大陸占領地における日本語普及政策 84
1 日中戦争以前の日本語 84
2 日中戦争と興亜院の日本語普及政策 91
3 興亜院の教員派遣と日本語教育振興会 99
4 日本語普及の実態 106
第2部 「神」になった日本語 115
第4章 日本人の言語観 116
1 日本語イデオロギーにおける「言霊」 116
2 宗主国家語 130
第5章 日本語への視点 142
1 日本語とはどういう言語か 142
2 輸出用日本語 158
3 文化語と生活語 170
第6章 日本語と他言語のあいだ 182
補論 日本の植民地言語政策の特質 198
1 日本語イデオロギー 199
2 国家的、軍事的支配との癒着 204
3 日本の言語政策の多元性 209
4 日本語学校 211
増補 ポスト植民地主義と日本の言語学的状況―宗主語と隷属語 218
1 「国語」の周辺 218
2 宗主語と隷属語 224
3 「日本語の勝利」 234
あとがき 241
増補版 あとがき 244
参考文献 251 |