[目次]
まえがき(尾本惠市) 3
第1部 将棋という文化 将棋という日本文化(尾本惠市) 20
将棋、この玄妙なるもの――その“独自性”をめぐって(小暮得雄) 39
江戸期の科学と将棋(伊達宗行) 61
戦国武将の陣立と将棋の戦略(笠谷和比古) 77
自己表現としての将棋(羽生善治) 105
女流棋士の世界(谷川治惠) 108
人間の可塑性(木村汎) 111
第2部 将棋の起源と歴史 駒型と持駒使用(木村義徳) 116
考古学から見た古代日本将棋(清水康二) 133
平安から室町のさまざまな将棋(佐伯真一) 151
江戸時代の将棋(増川宏一) 164
棋士集団の誕生(竹村民郎) 179
江戸庶民と将棋(早川聞多) 195
将棋と落語と私(十時博信) 199
第3部 将棋というゲーム 将棋とチェスの比較論(旦代晃一) 204
コンピュータは名人に勝てるか(飯田弘之) 216
QC手法による棋士の棋風分析(米長泰) 228
武道・スポーツと勝負(入江康平) 237
水無瀬駒を探る――将棋駒・その伝統と文化について(熊澤良尊) 251
賭けと日本人(谷岡一郎) 275
将棋の進化と情報地理学のすすめ(旦代晃一) 294
弓と将棋(山田奨治) 296
最後の眞剣師――太田学の聞き取り(木村義徳) 299
塀の中の大道棋(小暮得雄) 303
あとがき(木村義徳) 306 |