マルチニック・モナムール
カリブ海クレオールの風にさそわれて

[著者]渡辺眞紀子

カリブ海の「花の島」マルチニックへのいざない
カリブ海のフランス県であるマルチニックは、ラフカディオ・ハーンやゴーギャンが愛し、エメ・セゼール、F・ファノンを育んだ島である。マルチニックの歴史と文化、生活を紹介し、クレオール文学、カリブ海音楽、魅惑のビーチ、マングローヴ体験、トレッキングなど、太陽と海、そして花の島の魅力をまるごと貴方へ。

定価=本体 2,400円+税
2003年4月30日/四六判並製/272頁/ISBN978-4-88303-115-3

 

[目次]
序章 カリブ海からの呼びかけ 9
 旅立ちの決心 9
 パリでフランス語を学ぶ 11
 「はだいろ」の想い出 17
 「花の島」に魅せられて 20

1章 マルチニックってどんなところ? 23
 マルチニックはどこにある? 23
 丘の上の家 26
 マルチニックの歴史 34
 クレオール料理 44
 カリブ海の他の島々―ドミニカとドミニカ共和国 50

2章 マルチニックのクレオールたち 59
 クレオールとは?  59
 ミッシェルの妻と三人の子どもたち 61
 マルチニックの人々 66
 マルチニケの身だしなみ 72
 マルチニックと本国―同じところ、違うところ 74
 マルチニケから見た日本 82
 マルチニケはマッチョ? 87

3章 マルチニケの生活と意見 93
 シェルシェールの「長屋」暮らし 93
 長屋の女家主テレーズ・ロヴァンスに聞く 101
 シャンテ・ノエル 105
 バナナ園農園主ミッシェル・パンフィルに聞く 111
 バス・ポワントのパパの家 121
 マルチニックの社会・風俗・宗教 126
 歴史学者ミリアム・コティアスに聞く 134

4章 マルチニックをご案内します 145
 マルチニックの海岸15 選 145
 熱帯ジャングルとランドネの楽しみ 163
 クレオール式カルナヴァル 179
 マルチニックの生き物 190
 ホ、ホ、ホタルこい! 192
 マングローヴ渡り 194

5章 ラフカディオ・ハーンとクレオールの作家たち 201
  ラフカディオ・ハーン 201
 クレオール民話と語り部 214
 私の出会ったクレオールの作家たち 217
 マリーズ・コンデの素顔 221
 エメ・セゼールに表敬 234
 「ネグリチュードの母」 240

6章 クレオールのリズムに乗って 247
 カリブの音楽とダンス 247
 カリの歌「クレオール語は小さなワルツ」 251
 カサーヴの歌姫ジョスリーヌ・ベロアールに聞く 254

あとがき 267


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