[目次]
序論 7
[1]言語への眼差し――アフリカ人作家のとらえたポストコロニアル社会と言語 7
[2]アフリカ地域研究における言語問題研究 11
[3]社会言語学とアフリカの言語問題 20
[4]先行研究 31
[5]方法 33
注 34
第1部 インヴィヴォな管理――ウォロフ語の拡大とウォロフ化への抵抗
序章 38
[1]はじめに――「超民族語」ウォロフ語 38
[2]先行研究 42
[3]調査の目的と方法 46
[4]セネガルの言語と民族概観(統計と地図) 49
[5]「民族」、「言語」の分類について 54
[第1章]ウォロフ語の拡大 56
[4]第一言語話者数の拡大 56
[5]大多数の人々の理解する言語 58
[3]場面による言語使用 : どこでウォロフ語を使うか 60
[4]ウォロフ化の要因 65
[第2章]ウォロフ化への抵抗――多言語使用という選択 69
[1]第一類型ダカール型 : ダカール 71
[2]第二類型ポドール型 : ポドール 74
[3]第三類型ジガンショール型 : ジガンショール 80
[4]ウォロフ化への抵抗――ウォロフ語の独占を阻むもの 91
[第3章]フランス語の位置 100
注 110
第2部 インヴィトロな管理――作為と不作為
[第1章]フランス植民地帝国とセネガルの諸言語 117
[1]植民地支配と言語 117
[2]植民地化以前のセネガルの諸言語 120
[3]「国民化」と「同化」―「黒いフランス人」は生み出されたか? 131
[4]フランス語による分断とウォロフ語の拡大 145
[5]結論 155
[第2章]独立後のセネガルにおける言語と政治 159
[1]フランス植民地主義の遺産 159
[2]サンゴール政権――一九六〇年から一九八〇年まで 162
[3]ジュフ政権――一九八一年から二〇〇〇年まで 180
[4]結論 193
[第3章]セネガルにおける言語ナショナリズムの系譜 195
[1]言語ナショナリズムの不在? 196
[2]反植民地主義ナショナリズムとしての言語ナショナリズム 199
[3]独立後の新植民地主義批判と言語ナショナリズム 210
[4]「国語」ナショナリズムの蹉跌 216
[5]結論 222
注 224
第3部 言語政策と介入
終章 234
[1]ワッド政権の誕生と「ソッピ」 234
[2]言語政策の「代理執行」 239
[3]「母語」主義という介入 244
[4]結びに代えて――「フランコフォニー」という介入 249
注 251
結論 253
[1]全体の総括 253
[2]今後の展望 258
補論
[補論1]セネガルにおけるアラビア語文学――イスラームと文学の言語 262
[1]セネガルにおけるイスラーム 263
[2]セネガルにおけるアラビア語イスラーム文学 268
[3]フランス語の浸透とアラビア語の後退――ウォロフ語イスラーム文学 273
[4]結びに代えて―イスラームと文学の言語 277
注 278
[補論2]七都市調査結果の分析――三類型 279
[1]第一類型 : ダカール型――ウォロフ語単一言語支配 279
[1-1]ダカール 279
[1-2]サンルイ 296
[1-3]第一類型ダカール型総括 314
[2]第二類型 : ポドール型―ひとつの地域有力言語とウォロフ語 315
[2-1]ポドール 315
[2-2]ファティック 330
[2-3]第二類型ポドール型総括 347
[3]第三類型 : ジガンショール型――ウォロフ語と複数の地域有力言語 348
[3-1]ジガンショール 348
[3-2]タンバクンダ 373
[3-3]バケル 388
[3-4]第三類型ジガンショール型総括 405
注 406
あとがき 409
事項索引 i
人名索引 vii
資料
[1]フランス語およびウォロフ語調査票 xii
[2]IJJIB WOLOF ? SYLLABAIRE WOLOF xvi
[3]KADDU No.7, No.10 li
参考文献 lxxix
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