[著者]君野隆久
宮澤賢治、讃美歌、立原道造、正岡子規、九鬼周造の詩論……近代の詩人たちのことばに表れた「危機」を読み解き、「詩」が生成する条件を探る。
定価=本体 2,500円+税 2008年6月30日/四六判上製/240頁/ISBN978-4-88303-225-9
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[目次] T コロイド空間の行方 宮澤賢治『春と修羅』瞥見 5
U 破棄された救済 宮澤賢治「セロ弾きのゴーシュ」試論 45
V 山路と夕映 讃美歌の日本的選択をめぐる覚え書 73
W ことばで織られた都市 99 ことばで織られた都市 100 水路の詩学・断章 116 冬の谷中で――諏訪優 133 ポール・ヴァレリー/中井久夫訳『若きパルク/魅惑』 138 人を待つ家/詩――立原道造「ヒアシンスハウス」 156 正岡子規「韻さぐり」 172
X 危機の詩学 九鬼周造「日本詩の押韻」覚え書 185 付録 九鬼周造「日本語の押韻」引用作品・作者一覧 223
あとがき 234