幻視絵画の詩学
スペイン黄金時代の絵画表象と幻視体験

[著者]ヴィクトル・I・ストイキツァ
[訳者]松井美智子

〈表象不可能なもの〉を描く幻視絵画の錯綜したメカニズムをストイキツァが鋭利に解読────
こんにち最も注目される気鋭の美術史家が、幻視絵画の精華である17世紀スペイン絵画に仕掛けられた錯綜したメカニズムを鋭利に読み解き、わたしたちを瞠目すべき結論へと導く。

[書評]
『西日本新聞』(2009年3月2日)

定価=本体 3,600円+税
2009年2月5日/四六判上製/350頁/
ISBN978-4-88303-237-2


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[目次]
 序 7
 第1章 彼岸を枠に嵌める――定義を求めて 13
 第2章 幻視とメタ言語 40
 第3章 幻視と絵画 66
 第4章 遠望 108
 第5章 絵画の製造 146
 第6章 神秘なるエロスの表象 173
 第7章 観る身体 228
 結論――幻視体験の表象をめぐる二一のテーゼ 287

 注 290
 参考文献 313
 図版リスト 328
 訳者あとがき 335


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