[目次]
まえがき 文明の岐路と死生学の新たな次元 7
緒言 共振する世界の中で――二〇一一年、エジプトと日本/大稔哲也 11
第一部 基調講演 27
記憶し、認識し、回復する――アラブを犠牲者の立場から救済する/
イッズ・アッディーン・ショクリー・フィシェール[訳:大塚修]
28
文明の死と再生――黒死病とリスボン大震災のあとさき/樺山紘一 39
基調講演へのコメント/大稔哲也 52
第二部 記録と記憶 59
記憶される震災、忘却される震災――関東大震災と皇室/原武史 60
一月二五日革命の記録編纂プロジェクト――近代エジプトの記憶/ハーレド・アザブ[訳:小林理修] 71
原報告、ハーレド・アザブ報告へのコメント/佐藤健二 86
第三部 弔いと記憶 93
東日本大震災にみる土葬の復活――あり得べき℃者の姿/鈴木岩弓 94
悪を打ち負かすエジプトの伝統的手段――死者に対して助力を乞う、あるいはその代替としての革命/
ロワイ・マフムード[訳:中西悠喜]
107
鈴木報告、ロワイ・マフムード報告へのコメント/マグディー・ギルギス[訳:小林理修] 143
第四部 総合コメント 147
歴史の中に死者の声を聞く/外川昌彦 148
認識、希望と死者の記憶――何を、どのように記憶するのか/池澤優 155
開催趣旨とプログラム 159
あとがき/大稔哲也 163
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