[目次]
序章 ナショナル・ポートレート・ギャラリーを読むために 9
第1章 システムとしてのナショナル・ポートレート・ギャラリー ――NPGロンドンの歴史 25
1 近代的公共ミュージアムの成立とネイション 28
2 ヴィクトリア朝におけるコメモレーション 34
3 ロンドン万博とミュージアム 43
4 歴史ミュージアムとしてのNPGロンドン 51
第2章 アメリカにおける構想の系譜 ――建国期から十九世紀まで 67
1 共和主義とチャールズ・ウィルソン・ピールのミュージアム 69
2 ピールによるポートレート・ギャラリー 84
3 万国博覧会、ミュージアムと愛国の時代 91
4 ミュージアム設立における資本家の役割 105
5 手の中のNPG、ポートレート入り伝記集 113
第3章 ナショナル・ポートレート・ギャラリーの誕生 ――大統領コレクションの成立 143
1 冷戦期の文化と歴史 145
2 デイヴィッド・E・フィンリーの貢献 154
3 パーマネント・コレクション選択規則の決定 170
4 コレクションの収集開始 187
5 開館と展覧会『この新しき人――ポートレートにおけるディスコース』 197
第4章 歴史表象におけるプライベート・セクターの存在 217
1 パーマネント・コレクション、展覧会、予算の現在 219
2 歴史ミュージアムとプライベート・セクターの親密な関係 237
3 ジョージ・ワシントン像《ランズダウン》の危機 243
4 《ランズダウン》巡回展の教育プログラムと歴史の忘却 278
終章 ナショナル・ポートレート・ギャラリーとプライベート・セクターの現在 317
あとがき 331
注 1
文献 43
資料 62
1 チャールズ・ウィルソン・ピール年譜 62
2 『ペイトリオット・ペイパーズ(小学校版)』 64
3 『ペイトリオット・ペイパーズ(小学校版 教師向けガイド)』 72
参考資料 80
1 マサチューセッツ歴史協会一八八六年六月の議事録 ロバート・C・ウィンスロップの発言 80
2 タイム・コレクション(@職業別内訳 /A年度ごとの推移(主要な職業別)/
B年度ごとの職業別点数) 82
人名索引 84
英語目次 88 |