ことばと社会 16号
特集:セクシュアリティ、権力、撹乱

[編]『ことばと社会』編集委員会

[リンク]
本誌掲載の手話連載F、大杉豊著「国際手話――手話言語接触現象とその先に見えるもの」の手話言語版を、YouTubeでご覧いただくことができます。
→https://youtu.be/lwTED-uxYyQ

定価=本体 2,300円+税
2014年10月31日
A5判並製/276頁/ISBN978-4-88303-365-2


イメージを拡大

[目次]

特集:セクシュアリティ、権力、撹乱
  〈序論〉
     T.なぜ、そしてどのようにセクシュアリティをことばの問題にするのか/定松 文 4
     U.性的少数派と言語現象をめぐって/ましこ・ひでのり 19
   ことばとセクシュアリティ――日本語研究への招待/中村 桃子 32
  「変身したいです」――テロップを通して画面に書き込まれる欲望とアイデンティティ/クレア・マリィ 57
  言語実践に着目したセクシュアリティ研究へ向けて
      ――ゲイ男性が用いるタチ/ネコ、タチ/ウケという用語系に着目して /森山 至貴 86
  クィアとしての難民とことば/工藤 晴子 110
  セクシュアリティ、権力、撹乱 書誌/定松 文+ましこ・ひでのり 140

コラム
   《ことばと社会と映画》映画『The Linguists』/パトリック・ハインリッヒ 156

投稿論文
   ヴコヴァルの反キリル文字運動と「記憶」の双極化/百瀬 亮司 160

書評
   下地理則/パトリック・ハインリッヒ(編)『琉球諸語の保持を目指して――消滅危機言語をめぐる議論と取り組み』
     [評者]前田 達朗 191
  寺尾智史(著)『欧州周縁の言語マイノリティと東アジア――言語多様性の継承は可能か』
     [評者]藤井 久美子 195
   Susanne GUNTHNER, Dagmar HUPPER, Constanze SPIESS (Hrsg.)
  Genderlinguistik: Sprachliche Konstruktionen von Geschlechtsidentitat
     [評者]吉田 達彦 203
  Erzsebet BARAT, Patrick STUDER, Ji?i NEKVAPIL (eds.)
  Ideological Conceptualizations of Language: Discourses of Linguistic Diversity
     [評者]木村 護郎クリストフ 210

連載報告■多言語社会ニッポン
   アイヌ語 H
     Aynuitaksiknuka kusu ku=ki p〔アイヌ語復興への私の取り組み〕/太田 満 216
  琉球弧の言語 N
     「うちなーやまとぐち」とぅキャリア教育、うりからセトラーコロニアリズム
     〔ウチナーヤマトグチとキャリア教育、そしてセトラーコロニアリズム〕/親川 志奈子 234
  移民の言語 C
     日本で唯一のフィリピン人学校 その役割の変遷を中心に/高畑 幸 247
  手話 F
     国際手話 手話言語接触現象とその先に見えるもの/大杉 豊 255
     〔本稿の手話言語版を、YouTubeでご覧いただくことができます。→https://youtu.be/lwTED-uxYyQ

近刊短評 263
Mokuzi(Contents) 270
執筆者紹介 273


HOME