[目次]
特集:アイデンティティ研究の新展開
〈序論〉第三の波の社会言語学におけることばとアイデンティティ/パトリック・ハインリッヒ/石部 尚登 4
メトロリンガリズムとアイデンティティ――複数同時活動と場のレパートリーの視点から/尾辻 恵美 11
アイデンティティの語りと継承言語の位置付け
――ある在日コリアン二世女性のライフストーリーのポジショニング理論分析/猿橋 順子 35
1980年代のおきなわの若者のコミュニケーション――その社会的スタイルとアイデンティティ/杉田 優子 61
液状化する社会におけることばとアイデンティティ――イギリス、ドイツ、日本の比較/パトリック・ハインリッヒ 86
特集をふりかえって――プロセスとしてのアイデンティティ/木村 護郎クリストフ 105
コラム《ことばと社会と美術》
ルネ・マグリット《イメージの裏切り》/パトリック・ハインリッヒ 108
書評
あべ・やすし『ことばのバリアフリー――情報保障とコミュニケーションの障害学』
[評者]森 壮也 115
Sarah G. THOMASON, Endangered Languages: An Introduction
[評者]岡村 健介 199
Dick SMAKMAN and Patrick HEINRICH (eds.),
Globalising Sociolinguistics:Challenging and Expanding Theory
[評者]沓掛 沙弥香 123
村田和代(編)『共生の言語学―持続可能な社会をめざして』
[評者]半嶺 まどか 128
連載報告■多言語社会ニッポン
琉球弧の言語 P
ユンヌフトゥバ ハタトゥティ ?カンゲーユルフトゥ
〔与論の言葉の継承現場で考えること〕/菊 秀史 133
移民の言語 E
「パキスタンストリート」の多言語景観――承認、排除、そして共存へ/福永 由佳 143
手話 H
日本における手話言語条例制定の現状について/二神 麗子 152
近刊短評 158
Mokuzi(Contents) 166
執筆者紹介 169 |