朝の祈り

[発行]書肆半日閑 
[発売]三元社

[著者]ゲルトルート・ロイテンエッガー
[訳者]五十嵐蕗子

夜となく昼となく、苦悩と愛の追憶が「わたし」を訪れる。語り手が学芸員として、かつての野鳥の捕縛の塔を模した記念塔で、三十日を過ごすうち、彼女の瞑想を破って、外国の女性が塔に現れる。その運命はしかし、野鳥の運命と繋がっているのだろうか。

繊細なタッチで、揺れ動く心を描く、現代スイスの女性作家、ゲルトルート・ロイテンエッガー。『ポモナ』につづく邦訳二作目の小説。

定価=本体 2,500円+税
2017年10月31日/四六判上製/220頁/ISBN978-4-88303-446-8


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[著者紹介]
ゲルトルート・ロイテンエッガー[Gertrud Leutenegger]
1948年シュヴィーツ生まれの現代スイスの女性作家。長年スイスのイタリア語地域に暮らすが、近年ドイツ語地域のチューリヒに在住し、小説や詩作品(ドイツ語で)を発表している。最近の著作は、小説 Pomona (2004) (『ポモナ』)、 Gleich nach dem Gotthard kommt der Mailander Dom (2006) (『ゴッタルト峠のすぐ後にミラノ司教座大聖堂が来る』)、 Matutin (2008) (『朝の祈り』) Panischer Fruhling (2014) (『パニックの春』)など。


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