[目次]
序論
一 本書の目的 2
二 基本視座の確認 3
三 考察対象と本書の構成 9
注 12
第一章 沼波瓊音の学問と思想
第一節 個人から全体への道程 20
一 はじめに 20
二 キャリア形成 23
三 国文学者は「不思議なる宇宙」を驚いたか 26
四 〈始めて確信し得たる全実在〉とは何か 30
五 逸脱軌道 34
六 個人的思考からの脱却 37
注 39
第二節 国文学的ナショナリズムの萌芽 46
一 再び国文学者として 46
二 ナショナリズム実践運動へのめざめ 49
三 国文学者は国家革新の夢を見たか 52
四 「新国学」の建設に着手 56
五 東京帝国大学講義「日本精神ト国文学」 58
六 更なる前衛へ、終焉 63
七 小結 71
注 73
第二章 三井甲之の学問と思想
第一節 反漱石とヴント心理学の受容 88
一 はじめに 88
二 文学的出発 92
三 反漱石とヴントの個人心理学(実験心理学) 97
四 ヴントの民族心理学と「民族的生活」へのめざめ 104
五 日本はほろびず 108
注 114
第二節 親鸞思想の特異的受容 124
一 三井甲之と親鸞 124
二 宗祖から教祖へ 129
三 南無・阿弥陀仏から南無・祖国日本へ 135
注 140
第三節 三井流国学の思想 147
一 「しきしまのみち(ことのはのみち)」:言語論 147
二 「中今/永遠の今」:時間論 156
三 小結 164
注 167
第三章 久松潜一の学問と思想
一 久松潜一と「新国学四大人」 178
二 久松潜一と沼波瓊音 182
三 国文学から国学への志向 188
四 久松潜一と三井甲之 191
五 戦後の久松潜一 202
注 205
総 論
一 まとめ 220
二 今後の課題 222
注 226
あとがき 229
初出一覧 233
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