[目次]
はじめに ― 中谷武世とは何者か 17
第一章 めざめと出遇い ― 修学期 23
一、紀州和歌山の北辺に生まれて 24
二、長計夢寐に忘れねど ― 思想的覚醒 26
三、帝大右派学生の日々 ― 猶存社と日の会 31
四、学士将校 40
第二章 国家主義・日本主義運動の理論と実践 57
一、硬派知識人としてのキャリア形成@ ― 行地社 58
二、硬派知識人としてのキャリア形成A ― 大東文化協会 67
三、硬派知識人としてのキャリア形成B ― 新聞『日本』 69
四、反共運動 ― 全日本興国同志会 73
五、日本版ファシズムへの志向 ― 愛国勤労党 76
六、ファシズムから天皇主義へ ― 不変国家像の確立 88
七、 対軍関係 ― 陸軍清軍派≠ニ清軍運動 96
第三章 アジア主義運動の理論と実践 139
一、観念的「民族」の創出 140
二、「アジア民族」の覚醒と崛起を目指して ― 大亜細亜協会 153
三、対中活動 164
第四章 戦時と戦後 ― 円熟期、晩期 197
一、帝国の「選良」へ 198
二、国政参画 200
三、戦後保守政界のなかで ― 民族と政治社、日本アラブ協会 206
総論 239
一、中谷武世の人物的位置付け 240
二、中谷武世の思想と行動の特質 241
三、今後の課題と展望 244
巻末資料@ 中谷武世 著書一覧 249
巻末資料A 中谷武世 戦前主要関係誌掲載論文・記事等一覧 251
あとがき 263 |