[目次]
第一章 画家たちにとっての『知られざる傑作』 9
バルザックの『知られざる傑作』 9
『知られざる傑作』の永遠性 10
ピカソとヴォラールと『知られざる傑作』 12
ヴォラールとセザンヌ 18
『知られざる傑作』とセザンヌ 32
第二章 『知られざる傑作』という小説 42
『知られざる傑作』という小説 42
セザンヌの絵画芸術観と『知られざる傑作』の絵画芸術観 51
ドラクロワのロマン主義絵画芸術論 61
第三章 様々な自然主義 68
不可解なセザンヌ 68
セザンヌの出発 71
セザンヌの上京と絵画修業 73
ゾラと印象派 83
仕上げの問題 88
マネの絵画技法 90
第四章 セザンヌとゾラの人生の門出 108
セザンヌとゾラの絵画観 108
セザンヌとゾラの友情 120
第五章 ゾラの誕生とアカデミー絵画 142
ジャーナリスト・ゾラの誕生 142
アカデミー絵画と反アカデミー絵画 153
フランス絵画アカデミー 156
セザンヌとゾラとサロン 159
第六章 近代絵画と二つの自然主義 174
ゾラの自然主義と印象派の自然主義 174
自然主義絵画 182
セザンヌとゾラとの決別 191
第七章 ゾラ=セザンヌの反印象主義とセザンヌの絵画哲学 213
『制作』のセザンヌ 213
セザンヌとゾラの印象主義批判 220
セザンヌの反印象主義 221
セザンヌの制作 229
セザンヌにおける「自然」 244
第八章 真実の絵画 254
同時代画家への評価 254
セザンヌの「進歩」 260
セザンヌと『知られざる傑作』 266
バルザックの文学哲学思想と『知られざる傑作』 270
ゴーティエの芸術論 271
あとがき 289
主要人名索引 295 |