[目次]
→Mokuzi (Contents) PDF
→執筆者紹介PDF
巻頭コラム
選挙とことば、選挙のことば/吉田真悟 002
特集 言語マイノリティ:人権の拡張か、文化遺産の保護か
[序論]言語マイノリティ:人権の拡張か、文化遺産の保護か/佐野直子 009
[講演録]日本のマイノリティ言語としての琉球諸語/石原昌英 030
[講演録]先住民族アイヌの言語復興/北原モコットゥナシ 057
オクシタン語と「オクシタンらしさ」の存在感――それは都市的な現象か/ジャン=フランソワ・クロー 082
[講演聴講報告]フランセスク・シャビエー・ビラ氏講演「鶏口でもなく、牛後でもなく」
――持続性モデルを探し求める中規模言語としてのカタルーニャ語/塚原信行 111
バスク語を知っていることと使うこと――人権としての言語権擁護と継承財産としての言語/萩尾生 117
[研究ノート]消滅の危機言語からの言語復興・継承活動
――中米グアテマラのシンカの人々の場合/敦賀公子 141
[研究ノート]言語権論から見た「マイノリティ化された言語の保存」問題/杉本篤史 162
言語としての手話、言語的マイノリティとしてのろう者――二者択一から一挙両全へ/森壮也 186
[研究ノート]メディアにおける手話翻訳の担い手としての「ろう通訳者」/高嶋由布子 215
言語マイノリティの生徒に対する教育のあり方の新たな可能性
――人権教育を基礎とした公立S高校の多文化教育を例にして/王一瓊・榎井縁 240
[研究ノート]他郷にて唄い継ぐ朝鮮民謡
――在日コリアン歌手によるエンテクスト化過程のディスコース分析/猿橋順子 264
[特集あとがき]「人権」か「文化遺産」か、という問いを越えて
――フランコプロヴァンス語の視点から/佐野彩 294
書評
村田和代(著)『優しいコミュニケーション―「思いやり」の言語学』/[評者]庵功雄 300
Colin H. WILLIAMS, Language Policy and the New Speaker Challenge: Hiding in Plain Sight
/ [評者]半嶺まどか 304
連載報告|多言語社会ニッポン
アイヌ語
アイヌ語復興における言語学者の役割/エリーア・ダル・コルソ 308
琉球弧の言語
うちなーぐちとぅ ちゃーまじゅんとぅじみぬ 標準語励行 〔うちなーぐちと共に―最後の標準語励行〕
/
城間勝(まぁ〜ちゃん) 聞き取り:半嶺まどか 315
移民の言語
日本における多言語話者スリランカ人の言語使用状況/西島サジー 330
手話
私の人生を変えた「ろう文化宣言」/前川和美 337
近刊短評 344
Mokuzi(Contents) 351
執筆者紹介 356
|