[目次]
まえがき 7
序章:ブルトン語圏――言語的階層社会のなりたち 12
第1部 書物――伝統をかたちづくる枠組 23
第1章 ブルトン語宗教書の盛衰 24
1 出版文化の到来 24
2 ブルトン語カテキズムの確立と普及 28
3 時祷書と聖人伝の場合 35
4 ブルトン語訳聖書の顛末 41
5 宗教書出版の長期的推移 47
第2章 民衆文化としての出版文化 56
1 歌の収集家たち 56
2 俗謡刷りの世界 62
3 俗謡刷り出版の推移 73
4 ブルトン語の暦書と新聞 88
5 民衆劇としての宗教劇 95
第2部 教育――変動を胚胎する機関 103
第3章 言語を教える道 104
1 学校教育の進展 104
2 ラテン語のための学校 110
3 フランス語のための学校 115
4 バイリンガル教育の提案 121
5 バイリンガルの読本 131
第4章 フランス語ブルトン語会話帳 142
1 ベルライモントの会話帳 142
2 ブルトン語版の登場 150
3 会話帳の象徴する意味 152
第3部 擁護運動――伝統と変動のはざまで 167
第5章 擁護運動を準備したもの 168
1 ブルトン語出版文化の衰退 168
2 ブルトン語の退潮傾向 181
3 言語純化運動 189
第6章 ブルトン語擁護運動 196
1 擁護運動の誕生 196
2 擁護委員会の諸活動 203
3 子どもたちに教えること 212
4 ケルト的連帯 223
5 両大戦間期の言語教育運動 226
6 第二次世界大戦そして戦後へ 243
終章 少数言語文化――敗北せる経済は生き残れるか 254
あとがき 261
文献リスト VI
索引 I
|