[著者]ヴィルフリート・ヴィーク [訳者]梶谷雄二
女性依存症=女性をドラッグとして消費しなければ生きられない男たち。そんな男たちに嫌気がさしながらも甘えさせ、支えてしまう女たち。男である著者自身の経験、またセラピストとしての経験を語りつつ、この「病」の悪循環を断ち切る道をさぐる。
定価=本体 1,942円+税 1998年7月31日/四六判並製/280頁/ISBN978-4-88303-005-7
[目次] 訳者まえがき 3 感謝のことば 10
第1章 はじめに 12 第2章 母と子のあいだの陰謀 19 第3章 へその緒をつけたままの学校生活 43 第4章 理解するための第一歩 62 第5章 偏った助け方をする女性 70 第6章 男性の病的な女性欲求について 103 第7章 母親依存症と禁断療法と暴力 121 第8章 強い女性にたいする男性の嫉妬心 154 第9章 女性の人格に男性は嫉妬する 170 第10章 沈黙をテーマとする前に 180 第11章 男性の沈黙 190 第12章 男性の無力さ 210 第13章 徹底した助け、それはユートピア 227 第14章 二〇世紀のヒューマニズムはフェミニズム 254
訳者解説──もう一度『男という病』 265 参考文献 274