[著者]安田敏朗
「日本語」はいかに構築されたか。帝国日本は多言語性とどのようにむきあい、介入していったのか。〈いま〉を語るべき「日本語」を再構築するために。
定価=本体 3,300円+税 2000年9月20日/四六判並製/422頁/ISBN978-4-88303-071-2
[目次] はしがき 9
第1部 帝国日本と言語政策 23 第一章 近代と言語政策 第二章 言語政策と国語政策のあいだ 第三章 多言語性のとらえ方 第二部 「異なれるもの」とのむきあい方 第四章 日本語論のなかのアジア像 第五章 「方言」の語り方 第六章 非「母語」話者の「日本語」―植民地「方言」から「共栄圏日本語」へ 第七章 地名の改称をめぐって―「大東亜戦争」の場合 第八章 言語問題は政治化しえたのか 第三部 言語論の受容と帝国日本 第九章 唯物論言語学と「普遍」に抗する言説 第一〇章 「主体」言語論の陥穽―時枝誠記再論
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