[著者]フランチェスコ・モッツェッティ 「王侯君主の鞭」を自認し、文筆を武器に権力者とわたりあったアレティーノ。彼が友人ティツィアーノに描かせた自らの肖像画は、メディチ家当主コジモ・デ・メディチ一世に接近し懐柔するための贈答品だった。結局この計画を破綻させたメディチ家執事の画策を、綿密な史料調査によりスリリングにたどる。 定価=本体 2,500円+税 |
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[目次] プロローグ 第1章 贈り物とその返礼 第2章 ピエトロ・アレティーノとフィリッポ・パンドルフィーニ 第3章 期待 第4章 執事ピエルフランチェスコ・リッチ 第5章 肖像画家ブロンズィーノ 第6章 ティツィアーノ、カール五世、コジモ一世 第7章 破綻した計画 第8章 肖像画と自己表象 訳者あとがき |
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