著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

越川倫明
こしかわ・みちあき

1958年、東京生まれ。1985年、東京大学大学院修士課程修了(美術史学専攻)。国立西洋美術館主任研究官を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。専門はヴェネツィア・ルネサンス絵画史。論文:"I disegni di Domenico Tintoretto: un contributo", Arte Veneta, vol.48, 1996; "Apelles's Stories and the Paragone Debate: A Re-Reading of the Frescoes in the Casa Vasari, Florence", Artibus et Historiae, no.43, 2001 (2001年11月現在)

 

[越川倫明の書籍一覧]

ティツィアーノ 《ピエトロ・アレティーノの肖像》

[著者]フランチェスコ・モッツェッティ
[訳者]越川倫明+松下真記

「王侯君主の鞭」を自認し、文筆を武器に権力者とわたりあったアレティーノ。彼が友人ティツィアーノに描かせた自らの肖像画は、メディチ家当主コジモ・デ・メディチ一世に接近し懐柔するための贈答品だった。結局この計画を破綻させたメディチ家執事の画策を、綿密な史料調査によりスリリングにたどる。

定価=本体 2,500円+税
2001年11月15日/四六判上製/112頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-080-4


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