[目次]
まえがき iii
日本語版まえがき v
訳者まえがき viii
1章 夢想者か現実家か――はじめに 005
1節 忘れられた歴史――活発なローマ字表記運動 005
2節 言語と表記 013
3節 現行の日本語表記法 023
2章 終戦以前の読み書き能力 033
1節 徳川時代の遺産 033
2節 公立学校教育の成果 048
3章 日本人自身による表記法改革 059
1節 かなタイプライターとローマ字教科書 059
2節 当用漢字表に代表される終戦直後の改革 075
4章 連合国軍最高司令部の介入 079
1節 ロバート・キング・ホール 079
2節 エイブラハム・マイヤー・ハルパーン 100
5章 ローマ字教育実験 113
1節 連合国軍側資料 113
2節 幕あいのエピソード――ローマ字新聞社での奇妙な出来事 141
3節 日本側資料 147
6章 日本の“識字率”は世界一か?――むすび 159
1節 常用漢字表と自由民主党の反動的行為 159
2節 機能性からみた読み書き能力 165
付録A ハルパーンのローマ字表記問題概観 171
付録B トレーナーのローマ字教育実験についての記述 176
付録C 実験結果についてのカルフーンの主要メモランダム 178
付録D 記録保管所の文書について 181
参考文献 187
人名索引 196
事項索引 201
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