オブジェクト指向設計法による データベース設計技法
UMLによるデータ・モデリング

[著者]ロバート・J・マラー
[訳者]苅部英司 

e-Business時代、分散オブジェクト時代、を支える新たなオブジェクト指向によるデータベース設計法

・UMLによるデータベース/アプリケーションの一貫したモデリング
・リレーショナル、オブジェクト・リレーショナル、オブジェクト指向DBのすべてに対応
・要件収集/モデリングからスキーマ設計まで具体例によるstep-by-stepの解説
・テスト、測定術、再利用法、システム開発文化、その他DB開発上の実務知識を満載

定価=本体 6,000円+税
2002年4月20日/
A4判並製/468頁/ISBN978-4-88303-095-8



[目次]


  本書がこれまでとは異なる点
  データ・ウエアハウス
  Webによる情報入手
訳者まえがき
  日本語訳について
日本語版発行に寄せて

第1章 データベースのライフサイクル
情報要件の分析
データ・モデリング
データベースの設計と最適化
データベースの質とレビューおよびテスト
データベース保証
データベースの保守と拡張

第2章 システム・アーキテクチャーと設計
システム・アーキテクチャー
  3層スキーマ・アーキテクチャー
  多層アーキテクチャー
    データベース・サーバー:クライアント/サーバー・アーキテクチャー
    分散データベース・アーキテクチャー
    どこにでもオブジェクト:多層分散オブジェクト・アーキテクチャー
  システム・アーキテクチャーの要約
データ・アーキテクチャー
  関係データベース
  オブジェクト指向データベース
    オブジェクトとタイプ構造
    継承
    オブジェクトのライフサイクル
    関係と集合体
    操作
  オブジェクト関係データベース
    タイプと継承
    複雑オブジェクトと集合体
    ルール
    ORDBMS使用上の判断
要約

第3章 要件の収集
曖昧さと永続性
  曖昧さ
  慎重に観察し、正しい質問をすること
  継続すること
優先順位の設定
  要件の理解
  要件のカテゴリー分け
    操作目標
    オブジェクト・プロパティ
    ルール
    優先条件
  要件の関係づけ
  要件の優先順位
データベースのスタイルの決定
要約

第4章 ユース・ケースによる要件のモデル化
世界はすべて舞台
舞台上のアクター
  ユース・ケース図
  簡単な例
  トランザクションとユース・ケース
  ユース・ケースの関係
場の設定
  要約
  説明文
  UMLの活動図
    活動図の要素
    テスト・モデルとしての活動図
  データ要素とビジネス・ルールの要約
要約

第5章 システムのテスト
要件と真実
システムと真実
要約

第6章 エンティティ-リレーションシップ・モデルの構築
エンティティと属性
関係
セマンティックな関係:サブタイプと集約
ERビジネス・ルール
  多重度
  キーと関係
  強い関係と弱い関係
  ドメイン
要約

第7章 UMLによるクラス・モデルの構築
パッケージ、クラス、および属性
  パッケージ
  クラスと属性
操作
  操作、メソッド、およびインターフェース
  アプリケーションの振舞い
  データベース・サーバーの振舞い
    メソッド
    ストアド・プロシージャー
    トリガー
関係
  継承と汎化
    汎化
    ポリモーフィズム
    抽象クラスおよび具象クラスと継承
    多重継承
    サブタイプ:タイプ対クラス対インターフェース
  関連、内包、および可視性
    役割と役割名
    多重度と順序づけ
    誘導性と対称可視性
    集約、合成、および所有権
    修飾子付関連
    関連クラス
オブジェクト制約とビジネス・ルール
  オブジェクト識別と一意性制約
  ドメイン制約
  複雑制約
要約

第8章 データ・モデリングのパターン
再利用可能設計パターンによるモデリング
抽象パターン
  単独パターン
    問題
    解決法
    議論
  合成パターン
    問題
    解決法
    議論
  フライウエイト・パターン
    問題
    解決法
    議論
  メタモデル・パターン
    問題
    解決法
    議論
分析パターン
 パーティ・パターン
    問題
    解決法
    議論
  地理的位置パターン
    問題
    解決法
    議論
  プロセス・パターン
    問題
    解決法
    議論
  文書パターン
    問題
    解決法
    議論
要約

第9章 成功に導く測定術
目標、メトリック、尺度
サイズ測定基準
  データベースのサイズ
  スキーマ・サイズ
複雑度測定基準
粘度測定基準
  抽象化粘度
  構造粘度
結合度測定基準
再利用可能性
再利用保証
要約

第10章 自分の親を選ぶ
ソフトウェア開発文化とレガシー・システム
  文化的事象
    規範
    価値観、態度、および信条
    儀式
    伝承
    共有語
  レガシー・システムの置換えまたは手直し
新たに始める
  レガシーを活用する
  システムと文化の範囲を決める
    システム要件
    システム文化
既存システムからの開始
  戦争物語と共有語
  規範、価値観、および信条
  儀式
スキーマ設計の構造
  構造
  関係
  ビジネス・ルール
  設計ガイドライン
  データ定義言語
データ・モデル・ビューの統合
  構造の統合
  汎化の統合
  ビジネス・ルールの統合
  大きな絵としての統合
要約

第11章 関係データベース・スキーマの設計
テーブル(=表)を回す
  パッケージ、サブシステム、および名前空間
  タイプとドメイン
    ANSIドメイン
    変換表
  クラス
    属性
    操作とメソッド
    特殊課題
外部との交流
  2項関連
    外部キー
    役割、多重度、および外部キー列
  汎化
    単一継承
    多重継承
  特殊な状況
    3項以上の高次基数関連
    関連クラスと属性
    共有集約と合成集約
    修飾子付関連と弁別子
    順序付関連
ルールに従って生きる
  クラス不変式
  システム不変式
関係を正規化する
  原子値
  依存性と正規化
  スキーマの非正規化
平和の言葉
  標準準拠の法則
    永続クラス
    多対多および3項関連
  非標準の茨道
    パッケージ化サブシステム
    操作
要約

第12章 オブジェクト関係データベース・スキーマの設計
何が新しいのか?
  機能
  負の側面
  ORDBMS製品に対する変換プロセス
オブジェクトの多様性―タイプ
  ユーザー定義タイプとオブジェクト・タイプ
    SQL3 UDT
    Oracle8のオブジェクト・タイプ
    UDBの弁別タイプ
  関連
    オブジェクト属性
    参照
    集合体
    振舞い
ルールを決めるのは誰か?
戦いの言葉
  永続クラス
  操作
要約

第13章 オブジェクト指向データベース・スキーマの設計
OODBMS製品に対する変換プロセス
目的のある単純性?
  クラス
    永続クラスとインターフェース
    属性データ・タイプ
    クラス・エクステントとサブエクステント
    オブジェクト識別
  汎化と具現
  関連
    バリエーション
    多重度1の有向関連
    多重度が1より大きい有向関連
    役割多重度が1の双方向関連
    1より大きな役割多重度を持つ双方向関連
    合成集約
    3項関連
オブジェクトに規律を
  振舞い上の問題
  境界の設定
目的のある言葉
  永続クラスとインターフェース
  操作
要約

シャーロック・ホームズ物語の出典

参考文献

日英用語対訳表

索引


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