[著者]小山田義文
狂気と明晰の錯乱の只中で芸術と切り結んだゴッホ、最後の千日間の軌跡──── アルルでの「耳切り事件」、サンレミでの精神病院生活、そしてオヴェールでのピストル自殺―。ゴッホが苦しみの中から爆発的な創造力を発揮した1888年2月から1890年7月までの千日間の道程を、東西の芸術・文学の主題と交響させながらたどっていく。
定価=本体 2,000円+税 2006年3月25日/四六判上製/192頁/ ISBN978-4-88303-174-0
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[目次]
アルル 1888年2月20日〜1889年5月8日 7 耳切り事件 9 事件の経緯 33 事件のあとさき 37 ゴッホの狂気 59 ゴッホの病因 65
サンレミ 1889年5月8日〜1890年5月16日 73 『星月夜』 87 自画像 99
オヴェール 115 『ガシェ博士像』 120 『博士像』流転 132 『ピアノを弾くマルグリット・ガシェ嬢』 137 『烏の群れ飛ぶ麦畑』 150