[目次]
日本語版のための著者まえがき 7
序章 「神秘の感覚」 13
第1章 曖昧性と不確定性 19
定義と類型について 19
知覚心理学 21
偶発的イメージ 25
隠されたイメージ 28
潜在的イメージ 31
第2章 起源から古典時代まで 37
人類学と歴史学 37
神話と芸術の起源の痕跡 38
極東への小旅行 42
古代と中世 46
イタリア・ルネサンス 51
北方ルネサンス 60
マニエリスムと周縁化(マージナル化) 68
第3章 啓蒙時代から印象派へ 79
「諸能力の女王」としての想像力 79
イメージの遊戯 84
カズンズからドラクロワへ 94
文学者のデッサン 102
ロマン主義とレアリスム 111
印象派と音楽性 122
第4章 ルドン、アンソール、スーラ 127
ルドン、伝記と美学 127
暗示的芸術の実践 131
理論、受容、影響、意味作用 143
アンソールと幻想 146
スーラとデッサン作品 152
第5章 ゴーギャン、ポン=タヴェン、ナビ派 159
ゴーギャンと潜在的イメージ 159
パリ、ブルターニュ、アルル、そして、ファン・ゴッホ 161
タヒチ 169
ポン=タヴェン派 177
ナビ派 182
第6章 世紀の転換点にて 193
(複数の)象徴主義 193
モロー、ドガ、モネ、セザンヌ 197
彫刻と暗示 212
「偶然の産物」と抽象的装飾(オーナメント) 219
国際性の概観 224
第7章 キュビスム、抽象、レディー=メイド 237
系譜学 237
キュビスム 241
初期の抽象芸術 248
デュシャン&カンパニー 259
第8章 イメージの共同体 273
平行現象、あるいは交流―因果関係? 273
遊戯・娯楽イメージ 278
笑いのための芸術 287
自然の鉛筆 295
草創期の映画とカムフラージュ 301
第9章 言葉とともに 307
知覚と幻覚 308
詩学 311
アウグスト・ストリンドベリ 319
美術批評 326 美学 331
第10章 思想の世界のなかで 337
哲学と知覚心理学 337
夢と「無意識」の探究 344
精神病理学と「狂人の芸術」 351
幼年期、起源、コミュニケーション 358
内在性と超越性 362
第11章 大戦間 371
シュルレアリスムと象徴主義 372
エルンストとダリ 378
シュルレアリスムと抽象 388
不純な抽象 396
第12章 モダニズム以後の曖昧性 405
緊張緩和(デタント) 405
行為(アクション)・物質性・形象(フィギュール) 409
「判じ絵」への回帰 418
幻影と歪像(アナモルフォーズ) 425
第二芸術、芸術のための芸術 431
終章 権力の再分配 443
訳者あとがき 449
注 461
参考図版 575
人名索引 1
事項索引 27
参考文献一覧 43
図版一覧 87 |