植民地官僚の政治史【電子書籍版】
朝鮮・台湾総督府と帝国日本

[著者]岡本真希子

1895年から半世紀、「帝国日本」は台湾・朝鮮などの植民地統治のために、膨大な植民地官僚群を生みだしてきた。本書は、これら植民地官僚群に関わるさまざまな制度、高級官僚の人材や異動の動態を明らかにしながら、民族問題と植民地官僚制の複雑な相関関係、そして本国−植民地を架橋する50年の政治史を論ずる。

定価=本体 13,000円+税
2008年2月25日/A5判上製、初回函入/992頁/ISBN978-4-88303-220-4
 


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[目次]
 
序論 17
      1  本書の問題意識 17
          (1) 対象――「官僚王国」の担い手たち 17
          (2) 地域――本国―植民地を架橋する相関関係史 19
          (3) 時期――長期/短期を複眼的に見る 20
     2  先行研究の検討と本書の課題 21
          (1) 植民地研究――支配政策/「対日協力」 21
          (2) 官僚研究――官僚群/制度史への着目 24
          (3) 帝国史研究――希薄な政治史/地域研究との葛藤 29
     3  本書の構成 33
          (1) 内容 33
          (2) 資料 36

第1部 植民地官僚制の制度設計と機能――秩序と格差 39
 第1章 植民地官僚組織の規模と構成 41
     1  植民地官僚組織の規模――肥大化する官僚群 41
          (1) 官僚制度と身分秩序――官等と階級 41
          (2) 本国諸官庁との比較――巨大官庁 44
          (3) 植民地官僚数の変遷――膨張・肥大化 45
     2  植民地官僚組織と民族問題――台湾人・朝鮮人官僚の位相 50
          (1) 台湾総督府の構成――排除される台湾人 52
          (2) 朝鮮総督府の構成――朝鮮人官僚群の存在 59
     小括 69
 第2章 植民地統治機構の形成と改変 71
      1  植民地官制制定の枠組み――天皇・内閣・枢密院 71
          (1) 官制の規定事項――「綜合行政」組織 72
          (2) 天皇の官制大権――勅令による改変 76
          (3) 内閣・枢密院の職権――改変のアクターたち 77
     2  官制改変問題と植民地長官――地位・資格・権限 81
          (1) 植民地長官の任用資格と兵権委任解除――武官専任制廃止・文武官併任制導入 82
          (2) 植民地長官と内閣総理大臣の監督権 ―― 一九一九年、原内閣の挑戦と挫折 87
          (3) 植民地管轄官庁との分界―― 一九二九年、拓務省の設置 90
          (4) 拓務省官制の解釈――監督権限と輔弼責任 96
     小括 103
 第3章 植民地官僚と制服 105
     1  制服制度の創出――支配者の自己演出 105
          (1) 台湾における制定――威厳と紀律 105
          (2) 身分の誇示――階級・官民の別 109
          (3) 制服着用時の動作――「文官礼式」 113
     2  制服制度の拡大――可視化される官僚 116
          (1) 朝鮮における導入――「保護国」期からの継続 116
          (2) 階級序列の可視化――朝鮮の官舎街 121
          (3) 関東州・南洋群島へ――拡大/「礼服代用」服 124
          (4) 本国での制服制定論――「官僚思想」への批判 125
     3  「デモクラシー」と制服改廃――原内閣による転換 134
          (1) 朝鮮・関東州における廃止――「平民気分」の演出 134
          (2) 台湾における改変――階級明示・帯剣の廃止 138 
     4  台湾における存続――制服が生みだす溝 143
          (1) 存続する制服――「官僚気風」の象徴 143
          (2) 雇員制服論争――「治者」の看板 146
          (3) 「出世」と民族差別――民族の溝の可視化 148
     小括 153
 第4章 俸給制度と民族格差 155
     1  本俸制度――地域・民族別適用から統合へ 155
          (1) 台湾総督府官僚の本俸――新たな俸給制度の制定 156
          (2) 統監府官僚の本俸――民族別本俸制度の創出 159
          (3) 俸給制度の統合――帝国日本の俸給体系 163
          (4) 朝鮮総督府の俸給制度――民族別本俸のゆくえ 166
     2  植民地在勤加俸制度――内地人官僚の特権 @ 180
          (1) 台湾における導入――台湾人官僚の除外 180
          (2) 加俸制度の拡大・統合――内地人官僚への限定 183
          (3) 給与格差の実態――民族格差/勤務地格差 190
          (4) 戦時下の加俸制度改変――「内鮮一体」との相剋 196
     3  宿舎料の支給――内地人官僚の特権 A 202
          (1) 台湾における導入――官舎支給の抑制 202
          (2) 台湾人官僚への宿舎支給――民族別対応 206
          (3) 朝鮮人官僚への宿舎料支給除外――民族格差 207
     4  恩給・遺族扶助料の優遇制度――内地人官僚の特権 B 212
          (1) 台湾における導入――「危険」・「病」への慰藉 212
          (2) 拡大する「恩給在官年加算」措置――本国における調整 217
          (3) 「恩給在官年加算」の適用対象――内地人官僚への限定 220
          (4) 朝鮮人官僚への「恩典」――「保護国」期在官年の加算 222
     小括 224
 第5章 植民地官僚の任用制度 227
      1  文官任用令の適用地域・適用対象――本国の制度の移植 227
          (1) 植民地への文官任用令の適用――試験任用の原則化 228
          (2) 植民地出身者と本国官庁――「法理」から見た解釈 231
     2  高等官の任用制度――文官高等試験と有資格者 234
          (1) 文官高等試験――植民地に関する知識の不要 234
          (2) 有資格者と植民地官庁――就職先としての機能 237
     3  判任官の任用制度――複数の任用資格と文官普通試験 242
          (1) 文官普通試験――各官庁における実施 242
          (2) 植民地の普文試験――出題における地域性 244
          (3) 朝鮮普文・台湾普文の位相――植民地内での異なる役割 247
     4  植民地出身者を対象とした特別任用制度――各植民地固有の適用 251
          (1) 朝鮮人を対象とした特別任用制度――包含と民族格差 251
          (2) 台湾人を対象とした特別任用制度――拒絶の論理 261
               @特別任用令制定以前(一九二〇年代以前) 261
               A特別任用令の制定と実態(一九二〇年代以後) 269
     小括 278

第2部 植民地高級官僚の人材――学歴・資格と異動の動態 281
 第6章 文官高等試験合格者と植民地 283
      1  新たな人材供給――新規有資格者と朝鮮・台湾両総督府 283
          (1) 台湾・朝鮮総督府設置時の状況――両総督府の相違 284
          (2) 一九二〇〜四〇年代の推移――コンスタントな供給 286
          (3) 植民地教育機関出身の有資格者――京城帝大と台北帝大の相違 290
     2  植民地出身の有資格者――出身校・就職先・地位 291
          (1) 植民地出身者と高文試験――機会均等≠ヨのハードル 291
          (2) 朝鮮人有資格者 294
               @就職先――朝鮮総督府への就職 294 
               A出身校――朝鮮内における需給の発生 296 
               B地位と配置――本府からの疎外 297 
               C自負と差別と白眼視との葛藤――「差別の鉄鎖」 301
          (3) 台湾人有資格者 306
               @就職先――分散/排除 306 
               A出身校――「内地留学」者からの供給 309 
               B地位と配置――「萬年課長」 310
     小括 317
 第7章 台湾総督府の高級官僚人事 327
     1  前期武官総督期――長期の在任期間/内部完結する人事 328
          (1) 児玉源太郎総督期――特別任用者登用の時代 329
          (2) 佐久間左馬太総督期――資格任用制度の浸透 332
          (3) 在来官吏と「台湾的精神」――移入官吏への反発 335
     2  文官総督期――頻々たる更迭/政党政治との相剋 338
          (1) 田健治郎総督期――二大政党期以前/在来官吏の登用 339
          (2) 伊沢多喜男(憲政会系)総督期――二大政党期の開始/政党政治弊害論の台頭 341
          (3) 上山満之進・川村竹治総督期――政友会内閣と台湾人事の政争化 350
          (4) 石塚英蔵・太田政弘総督期――民政党内閣と政党色払拭の演出 354
          (5) 南弘・中川健蔵総督期――政党批判の高揚と抑止 361
     3  後期武官総督期――生え抜き官吏の登用/占領地への転出 366
          (1) 小林躋造総督期――「トコロテン式」登用人事 366
          (2) 長谷川清総督期――生え抜き官吏の世界/南方軍政への人材供給源 369
          (3) 地方庁の底上げ的人材登用 371
               @州・庁の課長――非官学エリート・台湾人有資格者の混在 371 
               A郡守・支庁長――叩き上げ古参官僚の世界 373
     小括 375
 第8章 朝鮮総督府の高級官僚人事 491
      1  寺内正毅・長谷川好道総督期――武断政治期 492
          (1) 総督人事――武官総督専任制の開始 492
          (2) 高級官僚人事――民族別の登用制度 492
     2  第一次斎藤実総督期――「文化政治」期 496
          (1) 総督・総監人事――武官総督の継続と確執 496
          (2) 朝鮮人官僚任用問題――「内地延長主義」の模索 498
          (3) 高級官僚人事 500
             @「文化政治」の開始(水野錬太郎総監期/一九一九〜二二年) 500 
             A政友会内閣崩壊と政務総監交代(有吉忠一総監期/一九二二〜二四年) 503 
             B二大政党期の幕開けと憲政会内閣(下岡忠治・湯浅倉平総監期/一九二四〜二七年) 505 
               (i)政党人・下岡総監 505
               (ii)「党臭」なき湯浅総監 509
     3  山梨半造総督期――田中義一政友会内閣との密着 512
          (1) 総督人事――政党色と揺らぐ「総督の威信」 512
          (2) 高級官僚人事 515
               @私的側近人事/移入官吏の未投入(池上四郎総監期/一九二七〜二九年) 515 
               A政務総監の欠員/旧在来官吏の還流(児玉秀雄の総監就任/一九二九年) 517 
               B朝鮮人局長更迭/本府参与官構想の浮上 519
     4  第二次斎藤実総督期――民政党内閣との相剋 522
          (1) 総督人事 522
               @山梨総督更迭をめぐる攻防――与党との対立 522 
               A迷走する後任選定――文官総督任命の挫折/斎藤総督の再登用 524
          (2) 児玉総監更迭をめぐる攻防――与党との確執 528
          (3) 高級官僚人事 533
               @朝鮮内の循環/湯をかき回す∴ル動 533
               A朝鮮人局長の未復活/本府参与官構想の挫折 536
     5  宇垣一成総督期――二大政党期から「挙国一致」内閣期へ 539
          (1) 総督人事――武官総督の継続 539
          (2) 今井田清徳政務総監――抜擢と留任 540
          (3) 高級官僚人事 542
               @新旧在来官吏の登用――身分の安定♂サ 542
               A朝鮮内異動――昇進とプランニング 543
     6  南次郎総督期――「皇民化」政策の布陣 546
          (1) 総督人事――「満州国」関係者の移入 546
          (2) 高級官僚人事 547
               @「満州国」からの移入官吏――総督側近人事 547 
               A朝鮮内の本府・地方交流人事――生え抜き官吏の大異動 548 
               B総督への権限集中――摩擦と貫徹 551
     7  小磯国昭・阿部信行総督期――アジア・太平洋戦争下の総動員体制 554
          (1) 総督・総監人事――朝鮮統治経験者の還流 554
          (2) 高級官僚人事――生え抜き官吏の世界 556
     小括 559

第3部 植民地官僚をめぐる政治構造―重層し交錯する利害関係 653
 第9章 朝鮮総督府官僚と減俸・加俸削減反対運動 659
     1  反対運動の胎動――一九二九年 660
          (1) 内閣主導の緊縮財政政策――加俸削減問題の発生 660
          (2) 朝鮮総督府官僚の反発――司法官と鉄道局 662
          (3) 朝鮮人側の対応――集団的反対運動への批判 665
          (4) 朝鮮人から見た植民地在勤加俸――民族差別の象徴 667
     2  減俸・加俸削減反対運動の昂揚――一九三一年五月 677
          (1) 朝鮮総督府官僚の構成――朝鮮人官僚の位置/民族問題の内包 677
          (2) 本国における推移――緊縮財政方針の継続 680
          (3) 朝鮮総督府首脳部・拓務省の動向――反対運動の集約と抑制 681
          (4) 反対運動の高揚――階級・民族別利害の統合 689
               @司法官――司法権を死守せよ 689
               A鉄道局――「五月会」結成、辞表取纏め運動 690 
               B逓信局――通信機関の停止も辞さず 696
               C朝鮮総督府本府――反対運動の統合へ 698 
          (5) 警務局――反対運動への同調 703 
          (6) 朝鮮人側の対応――傍観/批判 704
     3  加俸削減反対運動の抑制と減俸自衛策―― 一九三一年六月以降 707
          (1) 本国における推移――拓務省vs大蔵省 708
          (2) 朝鮮総督府首脳部の動向――反対運動の抑制と首脳部更迭 714
          (3) 官僚の組織的減俸自衛策――商工業者との軋轢/朝鮮人側からの視線 721
     小括 730

 第10章 台湾総督府官僚と減俸・加俸削減反対運動 735
     1  加俸削減問題の発生―― 一九三一年五月 735
          (1) 台湾総督府官僚の構成――台湾人官僚の位置/民族別の身分構成 736
          (2) 台湾総督府首脳部の動向――本国政府への打電 744
          (3) 台湾総督府官僚の動揺――台湾内での陳情運動 748
          (4) 在台内地人の商工業者団体――在台内地人社会衰退への危惧 750
          (5) 台湾人側の加俸全廃運動――「電報戦」・世論喚起 752
          (6) 警務局――統治体制危機の伝達 758
     2  加俸削減問題をめぐる攻防―― 一九三一年六月以降 761
          (1) 台湾総督府首脳部の反対運動抑制――「軽挙盲動を戒む」 761
          (2) 総督府官僚の反対運動――高揚と階級別利害の不一致 765
               @判任官――台北発の辞表取纏め運動 766
               A奏任事務官――高級官僚の緩慢な動き 770 
               B奏任技術官――奏任事務官への反発と先鋭化 771
               C司法官――高等官の総辞職運動 778 
          (3) 在台内地人の商工業者団体――官民一体の反対運動へ 779
          (4) 台湾人側の動向――加俸全廃運動の尖鋭化 781
          (5) 警務局――本国への打電/台湾人へ検閲・弾圧 785
     小括 787

 結章 795
      1  植民地官僚制の制度設計と機能(第 1 部) 795
          (1) 制定過程――複数のアクターの介在 796
          (2) 支配の原則と実態の乖離――各植民地固有の制度の併存 796
          (3) 制度が生みだす秩序と格差――植民地における機能 798
     2  植民地高級官僚の「人材」(第 2 部) 799
          (1) 異動の二つの流れ――移入官吏/在来官吏 799
          (2) 資格任用・学歴の貫徹――内地人有資格者の世界 800
          (3) 植民地出身の高級官僚――任用制度の相違 801
     3  植民地官僚をめぐる政治構造(第 3 部) 803
          (1) 架橋する利害関係――本国―植民地間関係 803
          (2) 植民地における利害の多重性――官吏の階級/民族問題の包含・排除 804

     註 809 
     史料・参考文献 940
     あとがき 962
     図表一覧 XXIII
     人名索引 II


図・表一覧−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【地図1】台湾の行政区分および人口密度(1920年現在) ………… 15
【地図2】朝鮮の行政区分および人口密度(1927年現在) ………… 16

第1部
第1章
【図1-1】官庁別官僚数 ………… 43
【図1-2】本国・植民地官庁の官僚比率 ………… 44
【表1-1】植民地関係官庁の官僚数変遷 ………… 46
【図1-3】植民地関係官庁の親任官・勅任官(同待遇官)数変遷 ………… 48
【図1-4】植民地関係官庁の奏任官(同待遇官)数変遷 ………… 48
【図1-5】植民地関係官庁の判任官(同待遇官)数変遷 ………… 49
【表1-2】台湾総督府及び所属官署職員数 ………… 51
【図1-6】1896年台湾総督府職員階級別内訳比率 ………… 53
【図1-7】1921年台湾総督府職員階級別内訳比率 ………… 53
【図1-8】1940年台湾総督府職員階級別内訳比率 ………… 53
【表1-3】台湾人職員数変遷 ………… 55
【図1-9】1940年の台湾人職員の階級別内訳比率 ………… 55
【図1-10】内地人・台湾人職員数比較(1940年末日現在) ………… 55
【図1-11】内地人・台湾人職員数比較(1945年9月1日現在) ………… 56
【表1-4】朝鮮総督府及び所属官署職員数 ………… 60
【図1-12】朝鮮総督府の全職員数(民族別) ………… 61
【図1-13】朝鮮総督府の親任官・勅任官(同待遇官)数変遷(民族別) ………… 62
【図1-14】朝鮮総督府の奏任官(同待遇官)数変遷(民族別) ………… 62
【図1-15】朝鮮総督府の判任官(同待遇官)数変遷(民族別) ………… 63
【図1-16】朝鮮総督府の雇員数変遷(民族別) ………… 63
【図1-17】朝鮮総督府の本府職員数の変遷 ………… 66
【図1-18】朝鮮総督府の所属官署(地方庁除く)の職員数の変遷 ………… 66
【図1-19】朝鮮総督府の地方庁の職員数の変遷@ ………… 68
【図1-20】朝鮮総督府の地方庁の職員数の変遷A ………… 68

第2章
【表2-1】朝鮮総督府官制における総督の地位規定 ………… 85
【表2-2】台湾総督府官制における総督の地位規定 ………… 85
【表2-3】拓務省および台湾・朝鮮両総督府官制における総督・拓務大臣の地位規定 ………… 95
【図2-1】本国・朝鮮・台湾に関する政治構造(1930年代) ………… 102

第3章
【図3-1】台湾総督府の官吏の挿絵 ………… 107
【図3-2】台湾総督府官僚の制服(1899〜1920年3月) ………… 110
【図3-3】制服を着た官吏の風刺画 ………… 112
【図3-4】朝鮮総督府官僚の制服(1911〜1919年) ………… 118
【図3-5】関東都督府官僚の制服(1906〜1919年) ………… 126
【図3-6】南洋群島在勤官僚の制服(1926年制定) ………… 128
【図3-7】各植民地官庁の文様 ………… 130
【図3-8】〜【図3-11】(無題:風刺画) ………… 131〜132  
【図3-12】台湾総督府官僚の制服(1920年4月以降) ………… 141
【図3-13】楊肇嘉の公学校雇員時代(1915年) ………… 149
【図3-14】楊肇嘉の公学校訓導時代(1917年) ………… 149
【図3-15】制服を着用した楊肇嘉(1917年) ………… 151

第4章
【表4-1】台湾総督府官僚の官等俸給表(1896・1897年) ………… 157
【表4-2】統監府・理事庁官僚の官等・年俸(1905年) ………… 161
【表4-3】統監府判事・検事(高等官)の日本人・韓国人別本俸(年俸) ………… 161
【表4-4】本国・植民地官庁の高等官の本俸(年俸)・官等 @親任官・勅任官 ………… 172  
【表4-5】本国・植民地官庁の高等官の本俸(年俸)・官等 A勅任官および奏任官 …………174
【表4-6】本国・植民地官庁の高等官の本俸(年俸)・官等 B奏任官 ………… 176
【表4-7】朝鮮人高等官・判任官の本俸(1910年時点) ………… 179
【表4-8】植民地在勤加俸の対本俸支給率 ………… 189
【図4-1】朝鮮総督府鉄道局職員の民族別収入額 ………… 191
【表4-9】勤務地別の内地人官僚の俸給比較 ………… 192

第5章
【表5-1】文官高等試験行政科の本試験出題科目 ………… 235
【図5-1】高文行政科合格者の就職先 ………… 238
【表5-2】高文行政科合格者の各年総数および朝鮮・台湾総督府就職者 ………… 239
【図5-2】高文行政科合格者の就職先別(時期別変遷) ………… 241
【表5-3】1930年代前半の普文試験の筆記試験出題科目 ………… 245
【表5-4】本国・朝鮮・台湾の官僚任用制度の概要 ………… 279

第2部
第6章
【表6-1】朝鮮総督府・台湾総督府就職の新規有資格者 ………… 285
【図6-1】朝鮮人有資格者の就職先別比率 ………… 295
【表6-2】植民地教育機関出身の朝鮮人有資格者の推移 ………… 297
【図6-2】台湾人有資格者の就職先別比率 ………… 307
【表6-3】台湾人有資格者一覧 ………… 319 
【表6-4】台湾総督府官僚の異動例 ………… 324

第7章
【図7-1】伊沢総督期の台湾官界の新編成に関する風刺画 ………… 343
【図7-2】頻繁な総督更迭に関する風刺画@ ………… 345 
【図7-3】頻繁な総督更迭に関する風刺画A ………… 355
【図7-4】総務長官留任・総督任期制運動に関する風刺画 ………… 363
【表7-1】台湾総督府の首脳部人事一覧@ ………… 380
【表7-2】台湾総督府の首脳部人事一覧A ………… 389
【表7-3】台湾総督府の地方庁長人事一覧@ ………… 394
【表7-4】台湾総督府の地方庁長人事一覧A ………… 396
【表7-5】台湾総督府の地方庁長人事一覧B ………… 400
【表7-6】児玉源太郎総督期の台湾総督府局・総長および地方庁長 ………… 404
【表7-7】佐久間佐馬太総督期の台湾総督府局・部・総長および地方庁長 ………… 410
【表7-8】1911年5月時点の台湾総督府局・部長および課長 ………… 420
【表7-9】文官総督期の内閣・総督・総務長官 ………… 424 
【表7-10】田健治郎総督期の台湾総督府局・部長および地方庁長 ………… 424
【表7-11】1920年7月時点の台湾総督府局・部長および課長 ………… 430
【表7-12】伊沢多喜男総督期の台湾総督府局・部長および地方庁長 ………… 434
【表7-13】1925年7月時点の台湾総督府局・部長および課長 ………… 438
【表7-14】川村竹治総督期の台湾総督府局・部長および地方庁長 ………… 442
【表7-15】太田政弘総督期の台湾総督府局・部長および地方庁長 ………… 444
【表7-16】台湾総督府の内地人官僚の異動例 ………… 448
【表7-17】1931年8月時点の台湾総督府局・部長および課長 ………… 450
【表7-18】1931年8月時点の郡守・支庁長 ………… 454
【表7-19】中川健蔵総督期の台湾総督府局長および地方庁長 ………… 458
【表7-20】小林躋造総督期の台湾総督府局・部長および地方庁長 ………… 462
【表7-21】長谷川清総督期の台湾総督府局・部長および地方庁長 ………… 466
【表7-22】1941年7月時点の台湾総督府局・部長および課長 ………… 472
【表7-23】1942年7月1日時点の各州庁 ………… 478
【表7-24】1941年7月時点の郡守・支庁長 ………… 486

第8章
【図8-1】・【図8-2】(無題:風刺画) ………… 510〜511
【図8-3】初の専任拓相松田源治に関する風刺画 ………… 523
【図8-4】児玉総監辞任問題に関する風刺画 ………… 531
【図8-5】斎藤総督・児玉総監辞任策動に関する風刺画 ………… 532
【表8-1】朝鮮総督府の首脳部人事一覧@ ………… 564
【表8-2】朝鮮総督府の首脳部人事一覧A ………… 566
【表8-3】朝鮮総督府の地方庁長人事一覧@ ………… 574
【表8-4】寺内正毅・長谷川好道総督期の朝鮮総督府部・局長および地方庁長 ………… 584
【表8-5】斎藤実(第1次)総督期の朝鮮総督府局長および地方庁長 ………… 592
【表8-6】1921年7月1日時点の朝鮮総督府部・局長および課長 ………… 598
【表8-7】1925年7月1日時点の朝鮮総督府局長および課長 ………… 602
【表8-8】山梨半造総督期の朝鮮総督府局長および地方庁長 ………… 606
【表8-9】1928年7月1日時点の朝鮮総督府局長および課長 ………… 610
【表8-10】斎藤実(第2次)総督期の朝鮮総督府局長および地方庁長 ………… 614
【表8-11】1930年7月1日時点の朝鮮総督府局長および課長 ………… 616
【表8-12】宇垣一成総督期の朝鮮総督府局長および地方庁長 ………… 622
【表8-13】1935年7月1日時点の朝鮮総督府局長および課長 ………… 628
【表8-14】朝鮮総督府の内地人官僚の異動例 ………… 632
【表8-15】南次郎総督期の朝鮮総督府局長および地方庁長 ………… 634
【表8-16】1940年7月1日時点の朝鮮総督府局長および課長 ………… 642
【表8-17】小磯国昭総督期の朝鮮総督府局長および地方庁長 ………… 648

第3部
1931年の減俸・加俸削減問題の推移 ………… 655

第9章
【図9-1】朝鮮総督府及び所属官署の職員数(1930年末) ………… 670
【表9-1】朝鮮総督府及び所属官署の職員数(1930年末) ………… 671
【表9-2】朝鮮総督府及び所属官署(主要部局)と地方庁の職員分布(1930年末) ………… 671
【図9-2】本府(合計)の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 672
【図9-3】逓信官署の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 672
【図9-4】鉄道局の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 672
【図9-5】専売局の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 673
【図9-6】税関の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 673
【図9-7】裁判所の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 673
【図9-8】刑務所の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 674
【図9-9】地方庁の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 674
【図9-10】道地方費支弁職員の官等・民族別職員分布(1930年末) ………… 674
【表9-3】朝鮮総督府(本府)主要部局の朝鮮人官僚(1930年7月1日現在) ………… 675
【表9-4】各地方本庁(道庁)の朝鮮人勅任官・奏任官(1930年7月1日現在) ………… 676
【図9-11】五月会(鉄道局)の大会 ………… 695
【図9-12】朝鮮総督府(本府)の判奏任官の会合 ………… 699
【図9-13】本府並所属官署代表連合委員会 ………… 702
【図9-14】減俸・加俸削減問題をめぐる朝鮮・本国の相関関係図(1931年5月) ………… 728
【図9-15】加俸削減問題特化後の朝鮮・本国の相関関係図(1931年6月以降) ………… 729

第10章 
【表10-1】台湾総督府及び所属官署(主要部局)と地方庁の職員分布(1931年末) ………… 737
【表10-2】台湾総督府及び主要所属官署の台湾人官僚 ………… 738
【表10-3】台湾人雇員の勤務部署及び人数 …………740
【表10-4】事務官課長と主要技術官 ………… 774
【表10-5】技術官課長と主要技術官 ………… 774
【表10-6】技術官課長・事務官課長の異動例 ………… 776
【図10-1】減俸・加俸削減問題をめぐる台湾・本国の相関関係図(1931年5月) ………… 788
【図10-2】加俸削減問題特化後の台湾・本国の相関関係図(1931年6月) ………… 789


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