幻想としての人種/民族/国民
「日本人という自画像」の知的水脈

[著者]ましこ・ひでのり

「ヒトは血統・文化・国籍等で区分可能」という感覚は、ねづよい。しかし、それは近代以降に発明された虚構であり、いまのところ支配的な幻想にすぎない。本書は、「黄色人種でヤマト民族で日本人」であると信ずるあなたの、「自画像」修正のためのカガミである。

[書評]
《一坪反戦通信》No.200、2008年7月28日
  一坪反戦地主会関東ブロックホームページ→http://www.jca.apc.org/HHK/

定価=本体 1,600円+税
2008年5月25日/四六判並製/160頁/ISBN978-4-88303-224-2


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[目次]
  はじめに  7

 1章 生物的な意味での「人種」  9
      1.「生物的な人種」のアベコベ  9
      2.「混血」ってなに?  17

 2章 「純粋なニホンジン」って、なにもの?  43
      1.文化的な意味での「民族」  43
      2.「日本文化」ってなに?  50

 3章 「外国人」って、だれのこと?   97
     1.政治的な意味での「国民」  98
     2.法的な意味での「国民」  104

 4章 宗教・神話・幻想としての、血統/文化/国籍  121

 5章 おわりに  133

     あとがき  140
     参考文献  146
     索引  155


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