作品とコンテクスト |
クレー《大はしゃぎ》 |
芸術家としての実存の寓意 |
[著者]ヴォルフガング・ケルステン
[訳者]池田祐子
綱渡りをする人物
それは「近代」という危機の時代、そして
芸術家の実存の寓意
第二次世界大戦勃発後スイスに亡命したクレーは、自分の芸術の目的について自問した。そして彼は綱渡り師という象徴を拠り所とし、この作品を制作する。歴史に対峙し狼狽しつつも、自らの芸術家としての展開を想起する過程にその答えは存在した。
定価=本体 2,200円+税
2009年2月1日/四六判並製/140頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-239-6
※本書は、1997年に小社から刊行された同書のカバーデザインを新しくしたものです。 |