消えゆく文字 中国女文字の世界

[編著者]遠藤織枝黄雪貞

中国湖南省江永県を中心に伝えられてきた女文字。女性たちによって作られ、女性たちだけに使われてきたこの文字は、いかなるものなのか。これらの文字で女性たちは、何を伝えようとしてきたのか。日中の研究者による総合的研究成果。

定価=本体 2,700円+税
2009年9月30日/A5判並製/242頁+カラー図版8頁/ISBN978-4-88303-251-8
 


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[目次]
序に代えて アジア漢字文化圏の中の女性文字(遠藤織枝)  007

女書の歌詞における音変化(黄雪貞)  032
女書と中国の民族古文字についての再考――女書の年代考察を兼ねて(史金波)  041
女字の形、音、義、源(陳其光)  051
音節文字としての女書の多義性(張振興)  066
女書が衰退した原因について(陳力衛)  073
言語学の角度からの女書研究(李藍+趙麗明)  085
「女書用字比較」の学術的価値(趙麗明)  099
女書文字リストの中の異体字(孫g)  118
女文字字典編纂に向けての提言(桜井隆)  130
太平天国女書貨幣に関する問題(張鉄宝)  137
女文字の女性たちが作り上げた抗日歌(遠藤織枝)  148
中国女書歌の曲調と城関土話の声調(劉穎)  173
神秘的な図案と神秘的な文字――女書における図案文化「八角花」の解読(何一)  185
女書研究についての一考察(黄慶法)  200
終焉期を迎えた女文字(遠藤織枝)  205

後記(黄雪貞)  218
日本語版刊行に際して/遠藤織枝  223
索引  225
図版 三朝書(黄甲嶺郷鳳田村にて発見されたものの全容)


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