[目次]
まえがき 7
第1章 概要 13
はじめに 14
消失の芸 16
In Betweenの創造性・パートナー・外側の目 19
実践的ドラマトゥルギー 23
劇場での位置づけ 28
公共劇場の文化的・批判的役割 34
劇場における三つのドラマトゥルギー 38
演目ドラマトゥルギー 39
制作ドラマトゥルギー 42
観客ドラマトゥルギー 43
ジレンマ 45
劇場以外のドラマトゥルク 48
第2章 ドラマトゥルクの歴史 51
はじめに――アクチュアルな歴史 52
先駆者レッシング 53
劇場改革とドラマトゥルクの必要性 55
初期の成功例 58
挫折の連続 60
教養施設と公共劇場への転換 63
演出家の台頭 66
二つの影 68
ベルリナー・アンサンブルの集団作業 72
ベルリン・シャウビューネ 75
可能性の拡大と新たな困難 79
第3章 制作ドラマトゥルギー 85
はじめに 86
基本1. フィードバック 88
基本2. 外部からの問いかけ 92
基本3. コンテクストの見極め 96
基本4. 「ポストドラマ演劇」のドラマトゥルギー 101
基本5. ダンスの制作ドラマトゥルギー 107
企画立案 111
リハーサルの準備 118
リハーサル 123
ゲネプロ 130
第4章 観客ドラマトゥルギー 131
はじめに――理想と現実 132
プログラムノート 135
トーク 141
演劇教育 145
ウタ・プラ――テのワークショップ 153
第5章 危機 対応 養成 167
はじめに 168
ドラマトゥルクの危機=公共劇場・舞台芸術の危機 170
ドラマトゥルギー協会の危機対応 181
大学のドラマトゥルク養成 189
危機からの脱出 198
第6章 ドラマトゥルクと日本演劇 201
はじめに 202
ドラマトゥルク導入の不可能性 204
イギリス・アメリカ演劇界の難しい状況 208
現代日本演劇の諸問題と逆転の発想 215
提案1. 劇場ドラマトゥルク 218
利点――質の向上・演劇文化の発展・地域の活性化 231
提案2. フリーランス・ドラマトゥルク 235
ドラマトゥルクの養成 240
締めくくりとして――日本とドイツの公共劇場擁護論 243
注 249
主な参考文献 262
あとがき 267
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