[目次]
第一部 廃娼運動 廓の女性はどう解放されたか
廃娼運動 廓の女性はどう解放されたか 9
第1章 娼妓解放の曙 9
第2章 廓清旋風 46
第3章 からゆき物語 73
第4章 灰色の季節 97
第5章 日本人のエロス 121
第6章 「非常時」の性 142
第二部 大連廃娼事始め
大連廃娼事始め 明治社会事業の一齣 173
公娼制度の定着と婦人救済運動 二〇世紀初頭大連において 187
公娼制度成立前後 二〇世紀初頭大連の場合 211
廃娼運動思想の往還 満洲婦人救済会に関連して 227
沖野岩三郎『娼妓解放哀話』解説 273
一九二〇年代朝鮮人娼妓・朝鮮人問題と廃娼運動の関係 279
売春防止法 293
資料編
益富政助「公娼制度廃止論」(廓清会婦人矯風会廃娼連盟 一九二九年) 307
島貫兵太夫「軍人と基督教?―?日露戦争と日本人」(日本力行会 一九〇五年) ?331
人身売買禁布告(太政官布告 木更津県令発布 一八七二年一〇月二日) 359
人身売買禁止(神奈川県権令大江卓 一八七二年一〇月一五日) 362
男芸者取締通達(大阪府 一八七二年八月) 365
私生児通達(太政官通達 神奈川県権令大江卓 一八七三年) 365
妊娠御届(一八八〇年 366
娼妓黴毒規則 布告書(一八八〇年) 367
貸座敷引手茶屋娼妓 三渡世取締規則(一八八二年) 384
貸座敷娼妓取締規則(一八八四年) 401
芸妓取締規則(一八八四年) 416
茅野駅前芸妓玉券 425
契約書(娼妓)(一八九一年) 426
曽根崎新地席貸組合同盟規約(一九一一年) 428
曽根崎新地芸妓組合同盟規約(一九一一年) 448
花柳病予防心得(第十三師団軍医部 一九一二年四月) 465
初出一覧 478
あとがき 479
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