著訳者紹介 |
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竹村民郎(たけむら・たみお)1929年、大阪生まれ。元大阪産業大学経済学部教授。国際日本文化研究センター共同研究員。著書に『独占と兵器生産――リベラリズムの経済構造』(勁草書房、1971年)、『廃娼運動――廓の女性はどう解放されたのか』(中央公論社、1982年)、『笑楽の系譜――都市と余暇文化』(同文館出版、1996年)、『関西モダニズム再考』(編著、思文閣、2008年)、『増補 大正文化 帝国のユートピア――世界史の転換期と大衆消費社 会の形成』(三元社、2010年)、その他共著、論文多数。(2015年4月現在) |
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[竹村民郎の書籍一覧] |
[著者]竹村民郎 [紹介] 女性がその青春の終わりまでに、もはや一個の廃品でしかないという悲劇は、近代日本の荒廃を如実に物語っている。廃娼運動は、苦界に沈む女性の救済に献身し、この荒廃をもっともラディカルに告発しつづけた唯一の市民運動にほかならない。 定価=本体 4,800円+税 |
[著者]竹村民郎 二十世紀初頭日本はどのような時代を迎えようとしていたのか。大量消費社会の萌芽的形成、大衆文化の登場、デモクラシーと軍国主義の交錯する1920年代とその境界諸領域の問題を「モダニズムと世界意識」を切り口に照射するあたらしい社会史。 定価=本体 5,800円+税 |
[著者]竹村民郎 二十世紀初頭日本におけるモダニズム受容の先進地域であった阪神間(関西)モダニズムの諸相を「交通文化圏」「日本型田園都市」「都市と余暇文化」の形成、さらに実業家たちのフィランソロピー(社会的貢献)に関連させて考察する。 [書評] 定価=本体 6,400円+税 |
[著者]竹村民郎 世界資本主義の帝国主義段階への移行期における「兵器生産主導型蓄積」の問題をあきらかにし、今世紀初頭、世界史の転換期におけるわが国の産官軍連繋の深化とフォーディズムの受容、そして天皇主義サンディカリズムの形成について論じる。 定価=本体 6,400円+税 |
[著者]竹村民郎 1920−30 年代世界資本主義の危機に対応したわが国の政治・経済・文化をめぐる立憲民主主義的潮流と、天皇制主義サンディカリズムとして台頭する国家主義・軍国主義的潮流との相剋の位相を明らかにし、また戦後の「国民のための歴史学」運動を検証する。 「1920年代における経済政策転換とその条件」「検証『国民のための歴史学』運動」ほか。 定価=本体 6,800円+税 |
[編]三元社編集部 竹村民郎(大阪経済大学名誉教授・国際日本文化研究センター共同研究員)は名著『大正文化』『廃娼運動』『関西モダニズム再考』をはじめ、 1920-30 年代における日本のモダニズム研究の嚆矢をなし、社会史・経済史の知の沃野を独自の視点で拓いてきた。日本モダニズム研究の泰斗・竹村民郎の著作集全5巻完結(2015年春)を記念し、気鋭の研究者47人が竹村社会史学の全貌に挑む記念論集。 定価=本体 2,500円+税 |
[著者] 竹村民郎 近代日本初の大量消費社会の萌芽的形成、大衆文化の登場、デモクラシーと軍国主義の交錯する大正時代=帝国のユートピアを、政治・経済・文化・生活の領域にわたってあざやかに再現し、現代への連続・非連続性の位相をあきらかにする。 定価=本体 2,800円+税 |