「牛鬼蛇神を一掃せよ」と文化大革命

制度・文化・宗教・知識人

[編著・監訳者]石剛

文化大革命は、何処からきて、何をなし、何をのこしたのか。中国国内第一線の研究者らによる、内なる視点を生かした研究から見えてくるものは、何か。

定価=本体 5,000円+税
2012年3月31日A5判並製/428頁/ISBN978-4-88303-306-5


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[目次]

中国研究への新しいアプローチ─まえがきに代えて/石剛 7

「牛鬼蛇神を一掃せよ」が「文革」の綱領となる過程及びその文化的根源/王毅(訳:浜田ゆみ) 11

紅衛兵「破四旧」の文化と政治/印紅標(訳:光田剛) 55

文革期における集団的暴力行為の制度的要因/楊麗君 97 

チベット問題に対する文化的検証?/王力雄(訳:渡辺祐子) 113

チベット仏教の社会的機能とその崩壊/王力雄(訳:渡辺祐子) 149 

中国現代「党化教育」制度化の過程/張博樹(訳:藤井久美子) 195
 
思想改造運動の起源及び中国知識人への影響/謝泳(訳:浜田ゆみ) 225

ユートピアの実験─毛沢東の「新人と新世界」/呉廸(訳:浜田ゆみ) 279

1973年の梁漱溟と馮友蘭/干春松(訳:光田剛) 319

1949年以後の朱光潜─自由主義からマルクス主義へ/単世聯(訳:桑島久美子) 353

内なる視点のために/石剛 401

あとがき/石剛 420

編/著者・監/訳者紹介 422


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