[目次]
日本語版への序文 iii
謝辞 v
凡例 viii
第1章 ELT [英語教育]――世界商品の棚卸し(平田雅博/訳) 001
1.1. 本書の目的 002
1.2. 万人のための英語? 006
1.3. ELT 「援助」の専門職的倫理的側面 013
第2章 英語、支配言語(平田雅博+信澤淳/訳) 019
2.1. 中核英語使用諸国における英語 020
2.2. 周辺英語諸国における英語 027
2.3. 言語の推進 034
2.4. 英語支配への反対 039
第 3 章 言語帝国主義――理論基盤(平田雅博/訳) 041
3.1. 用語法についての警句 042
3.2. 英語帝国主義の作業定義 051
3.3. 言語帝国主義と言語差別主義 055
3.4. 科学、メディア、教育における文化帝国主義 062
3.5. 国家、ヘゲモニー、 ELT 070
第4章 言語帝国主義に関するこれまでの研究(原聖/訳) 083
4.1. 言語の普及 084
4.2. 言語社会学 089
4.3. 言語計画 092
4.4. 言語教育・言語習得の諸理論 097
4.5. 言語的人権 099
4.6. 2 つのアプローチ、ウォードハフとカルヴェ 106
第5章 植民地支配の言語的遺産(浜井祐三子/訳) 117
5.1. ご主人たちの言語 118
5.2. 植民地における教育言語政策と実践 119
5.3. 植民地の遺産としての英語の重要性 142
第6章 英米による英語の普及(細川道久/訳) 149
6.1. ブリティッシュ・カウンシルの起源と構造 151
6.2. ELT 拡大のためのイギリスの戦略 161
6.3. アメリカによる英語の普及 168
6.4. 英米の協力 181
第7章 専門的職業の創出―― ELT の構造と信条(石部尚登/訳) 189
7.1. イギリスにおける ELT の学問的基盤の創出 190
7.2. 低開発諸国のための ELT と教育言語計画 200
7.3. 信条 1 :英語は英語で教えるのがもっともよい 204
7.4. 信条 2 :理想的な英語教師は母語話者である 213
7.5. 信条 3 :英語学習の開始は早いにこしたことはない 221
7.6. 信条 4 :英語に接する時間は長いにこしたことはない 232
7.7. 信条 5 :英語以外の言語の使用は英語の水準を低下させる 235
7.8. 小括:マケレレ会議の遺産 238
第8章 英語教育の現在(石部尚登/訳) 243
8.1. ELT 研究 244
8.2. 教育「援助」における ELT 261
8.2.1. ELT 「援助」の全般的背景 261
8.2.2. EFL や ESL などの用語 265
8.2.3. 「援助」における ELT を分析するための原則 270
8.2.4. 仮定 1 :政治からの分離 274
8.2.5. 仮定 2 :技術偏重の訓練 281
8.2.6. 特定の新しい目的のための英語 289
第9章 言語帝国主義の言説における論拠(石部尚登/訳) 295
9.1. 論拠の種類と権力の種類 296
9.2. 英語の内在的論拠 299
9.3. 英語の外在的論拠 303
9.4. 英語の機能的論拠 306
9.5. 言語の権力を行使するための手段 311
9.6. ナミビアの言語計画における論拠 315
第10章 言語帝国主義と ELT (石部尚登/訳) 327
10.1. ELT の計画性 328
10.2. 資料の有効性 337
10.3. ELT と帝国主義の研究 342
参考文献 351
訳者あとがき 382
索引 388
著者紹介/翻訳者紹介 402 |