著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

平田雅博
ひらた・まさひろ

現職:青山学院大学文学部教授。専門分野:イギリス帝国史、在英黒人史、ウェールズ史。主要業績:[著書]『イギリス帝国と世界システム』(晃洋書房、2000)、『内なる帝国・内なる他者──在英黒人の歴史』(晃洋書房、2004)、[共編著]『近代ヨーロッパを読み解く──帝国・国民国家・地域』、(ミネルヴァ書房、2008)、『世界史のなかの帝国と官僚』(山川出版社、2009)など、[訳書]ジョン・ M ・マッケンジー著『大英帝国のオリエンタリズム──歴史・理論・諸芸術』(単訳、ミネルヴァ書房、2001)、 D ・キャナダイン著『虚飾の帝国──オリエンタリズムからオーナメンタリズムへ』(共訳、日本経済評論社、2004)、 D ・アーミテイジ著『独立宣言の世界史』(共訳、ミネルヴァ書房、2012)など。

 

平田雅博の書籍一覧]

帝国・国民・言語

辺境という視点から

[編]平田雅博+原聖

帝国あるいは近代国家においても、その領域には複数の政治体やネイション(国民・民族)が暮らしており、複数の言語が話されていた。ましてそれぞれの辺境地域では、より錯綜した多言語状況が存在していた。統治する側は、そうした地域の多言語状況をどのように捉え、対応したのか。そしてそこに暮らす人々にどのような結果をもたしたのかを、検証していく。

定価=本体 2,300円+税
2017年3月15日/A5判並製/304頁/ISBN978-4-88303-418-5

言語帝国主義

英語支配と英語教育

[著者] ロバート・フィリプソン
[訳者] 平田雅博 ほか

英語はいかにして世界を支配したのか? 英語教育が果たしてきた役割とは? 論争の書、待望の邦訳。――――グローバル化の時代に英語教育を推進することは、必然なのか。英語は、いかにして世界のヘゲモニー言語となったのか。第三世界における英語学習への「援助」は、南北間の不平等や搾取の永続化に資したのではないか。英語教育の専門家は、ヘゲモニーを確立する過程で、またその維持のために、いかなる役割を果たしているのか。言語政策・言語教育への批判的・総合的アプローチ。

定価=本体 3,800円+税
2013年3月10日A5判並製/416頁/ISBN978-4-88303-330-0


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