[著者]前田良三 変容する社会、「平面化」する視覚体験、それに反応する「ベンヤミンの隣人」たちの文化批判の言説。彼らが遭遇し、すれ違う鉄道というトポス。二次元性のエコノミーに基づき展開するトランスカルチュラルな視覚表現の実践。それら、近代というフレームに織り込まれた、「地」と「図」を読み解き、言説と実践の両面における視覚の「20世紀化」がはらむトランスカルチュラルな布置を具体的に浮かび上がらせる。 [書評] 定価=本体 2,800円+税 |
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[目次] 第 I 部 可視性をめぐる闘争 021 第 II 部 想像界―鉄道的・映画的 145 第 III 部 視覚のトランスカルチュラル 229
おわりに 287 あとがき 297 |
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