[編者]ボルジギン・フスレ 北東アジア地域をめぐる諸国の力関係、軍事秩序、地政学的特徴、開戦及び停戦にいたるまでのプロセス、ハルハ河・フルンボイル地域における民族などに焦点をあて、最新の研究成果をもとに、各国の研究者がお互いの間を隔てている壁を乗りこえて、共有しうる史料に基づいて歴史の真相を検証。 定価=本体 3,800円+税 |
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[目次] まえがき/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 1 第1章 ノモンハン・ハルハ河戦争について、私の得た新しい観点 第2章 ハルハ河戦争における歴史研究の再検討/チョローン・ダシダワー(Chuluun Dashdavaa) 9 第3章 ハルハ河――75年後の観点/エレーナ・V・ボイコーワ(Elena V. Boykova) 17 コラム 幻の「田中メモランドゥム」――ハルハ河・ノモンハン戦争の遠因をめぐる論争の焦点 第4章 モンゴル・ロシア・中国におけるハルハ河・ノモンハン戦争研究の成果と動向 第5章 ロシアと外国の歴史学におけるハルハ河事件/マーク・I・ゴリマン(Mark I. Golman) 75 第6章 ハルハ河の戦い(1939年)の史的多次元性/ウード・B・バルクマン(Udo B. Barkmann) 89 第7章 ハルハ河戦争にいたるまでのスターリンの対モンゴル政策 第8章 戦史は誰のものか――戦争の発端と戦術、補給の差/大橋一雄(Kazuo Ohashi) 159 第9章 イギリスの視点からみるノモンハン戦争/ジョン・ハミルトン(John Hamilton) 203 コラム 記念碑/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 205 第10章 ハルハ廟とハルハ河戦争/ガリンデヴ・ミャグマルサムボー(Galindev Myagmarsambuu) 211 第11章 ノモンハン戦争に参加したフルンボイル出身のバルガ・モンゴル人軍人がになった歴史的役割 第12章 満洲測量事情とノモンハン地区の境界線/大堀和利(Kazutoshi Ohori) 235 コラム 民族と国境/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 257 第13章 ハルハ河戦争における空中戦――その特徴および教訓 第14章 ハルハ河戦争における英雄描写と「祖国」概念についての再検討 コラム 捕虜と英雄/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 315 |
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