著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ボルジギン・フスレ
呼斯勒/Husel Borjigin

昭和女子大学大学院生活機構研究科教授。北京大学哲学部卒。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)。内モンゴル大学芸術学院講師、東京大学大学院総合文化研究科・日本学術振興会外国人特別研究員、ケンブリッジ大学招聘研究者、昭和女子大学人間文化学部准教授、教授、国際学部教授などをへて、現職。(2024年2月現在)

 

ボルジギン・フスレの書籍一覧]

日本人のモンゴル抑留の新研究

[著]ボルジギン・フスレ

移送・抑留・引き揚げまで
ソ連は対日戦で60万人の日本軍捕虜を獲得し、その中から1万2000人がモンゴルに送られ、苛酷な抑留生活を強いられた。極寒や飢餓、病、苛酷な労働の実態と、日本への引き揚げまでの経過をモンゴルの各文書館に秘蔵されている資料と証言をもとに明らかにする。

[書評・紹介]
《週刊読書人》2024年7月5日、評者:兎内勇津流氏

定価=本体 4,800円+税
2024年2月28日A5判上製/296頁/ISBN978-4-88303-585-4

遊牧帝国の文明

考古学と歴史学からのアプローチ

[編著]ボルジギン・フスレ(呼斯勒/Husel Borjigin)

世界史上最初の遊牧帝国――匈奴帝国がつくった城址,遼,西夏,金の諸帝国が防衛等のために建設した長城など。これら歴史的遺構は,中央ユーラシアあるいは北アジア地域における多民族,多勢力の力の均衡によるものである。さまざまな視点からのアプローチによってその謎に迫る。

定価=本体 4,000円+税
2023年3月31日A5判並製/268頁/ISBN978-4-88303-569-4

モンゴル・ロシア・中国の新史料から読み解く
ハルハ河・ノモンハン戦争

[著]ボルジギン・フスレ

これまで日本の研究者には利用しえなかった,モンゴル語,ロシア語,中国語の史料,およびオーラルヒストリー調査から得られた基礎的なデータにもとづいて, ハルハ河・ノモンハン戦争(ノモンハン事件)の全体像を解き明かし, 20世紀前半の北東アジアの秩序の形成と維持に果たした日本・ロシア・中国・モンゴルの役割をよみなおそうとするものである。

→試し読み

定価=本体 5,989円+税
A5判上製/328頁/ISBN978-4-88303-504-5

改訂版 ユーラシア草原を生きるモンゴル英雄叙事詩

[編著]ボルジギン・フスレ

ユーラシア草原を席巻したモンゴル民族の壮大な英雄叙事詩。その成り立ちから現在の受容までを、精緻なテキストクリティークとともに描き出す。

[書評・紹介]
《図書新聞》2019年12月7日、評者:塩谷茂樹氏

定価=本体 3,500円+税
2019年9月20日/A5判上製/186頁/ISBN978-4-88303-493-2

日本人のモンゴル抑留とその背景

[編]ボルジギン・フスレ

ソ連は対日戦で60万人の日本軍捕虜を獲得し、その中から1万2000人がモンゴルに送られ、ウランバートルの都市建設の労働力などとして過酷な日々を過ごすことになった。捕虜がモンゴルに送られた背景、そして過酷な日々の実態を明らかにする。

定価=本体 2,000円+税
2017年2月28日A5判並製/176頁/ISBN978-4-88303-432-1

国際的視野のなかのハルハ河・ノモンハン戦争

[編者]ボルジギン・フスレ

北東アジア地域をめぐる諸国の力関係、軍事秩序、地政学的特徴、開戦及び停戦にいたるまでのプロセス、ハルハ河・フルンボイル地域における民族などに焦点をあて、最新の研究成果をもとに、各国の研究者がお互いの間を隔てている壁を乗りこえて、共有しうる史料に基づいて歴史の真相を検証。

定価=本体 3,800円+税
2016年3月25日
A5判上製/340頁/ISBN978-4-88303-401-7

ハルハ河・ノモンハン戦争と国際関係

[編者]田中克彦+ボルジギン・フスレ

ノモンハン戦争(事件)は多くの謎のみならずタブーに包まれている。モンゴル・日本・ロシア、さらにアメリカの研究者も加わったこの国際的研究は、ひとつひとつタブーを破って進んできた。本報告集はその過程を反映したものであり、炯眼な読者は、さらなる飛躍を読みとられるであろう。

定価=本体 1,700円+税
2013年7月31日A5判並製/158頁/ISBN978-4-88303-346-1

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