ドーラ・シュトック

モーツァルトを描いた女流画家

[著者]松田至弘

知られざる画家の、ものがたり――。
舞台は18世紀末ドイツ。モーツァルトやシラー、ノヴァーリスの恋人らの真正な肖像画を描いた、ひとりの女性がいた。肖像は、いつ、どのようにして、描かれたのか。かれらの交流と、友情の軌跡をたどる。

定価=本体 2,200円+税
2019年8月1日/四六判上製/160頁/ISBN978-4-88303-492-5


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[目次]

はじめに  23

第1章 女流肖像画家の誕生
  1 銅版彫刻師の娘  28
  2 肖像画家への道  34

第2章 シラーとの親交と肖像画の制作
  1 ケルナーサークルの仲間  44
  2 シラーとの親交と頌詩「歓喜に寄せて」の成立  48
  3 シラーの肖像画の制作  66

第3章 モーツァルトとの出会いと肖像画の制作
  1 モーツァルトのドレスデン滞在  72
  2 モーツァルトとの出会い  78
  3 モーツァルトの肖像画の制作  83

第4章 ヴァイマル公国のシラー夫妻との交流
  1 シラーとケルナーの交流・文通  88
  2 シラーの結婚とシャルロッテとの交流  93

第5章 ノヴァーリスからの依頼と肖像画の制作
  1 若きノヴァーリスの恋  102
  2 詩人の婚約者ユーリエとその肖像画の制作  106
  3 お礼の詩「ドーラに」  111

第6章 ドレスデンからベルリンへ
  1 フーバーとの別れ  118
  2 ベルリンへの移住  120
  3 ニコライハウスへの入居と生活  124

注  135
参考文献  146
あとがき  152


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