改訂版 ユーラシア草原を生きるモンゴル英雄叙事詩

[編著]ボルジギン・フスレ

ユーラシア草原を席巻したモンゴル民族の壮大な英雄叙事詩。その成り立ちから現在の受容までを、精緻なテキストクリティークとともに描き出す。

[書評・紹介]
《図書新聞》2019年12月7日、評者:塩谷茂樹氏

定価=本体 3,500円+税
2019年9月20日/A5判上製/186頁/ISBN978-4-88303-493-2


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[目次]

まえがき
ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin)

挨拶
国際シンポジウム「ユーラシア草原を生きるモンゴル英雄叙事詩」開催にあたって
昭和女子大学理事長・総長 坂東眞理子(Mariko Bando)

第  1  章
神話から英雄叙事詩への展開:ゲセル・ハーン物語のハルハ版とブリヤート諸版の比較を通じて
田中克彦(Katsuhiko Tanaka)

第  2  章
『アルハンガイ版ゲセル伝』の成立年代について
チョイラルジャブ(Choyiraljav)

第  3  章
ゲセル・ハーン物語のナンドルモ魔王の章の再検討:写本の比較を中心に
二木博史(Hiroshi Futaki)

第  4  章
ゲセル研究によるツェンディーン・ダムディンスレンのソ連での学位取得に関する諸史料,それらより得られる研究方法論的教訓
ドジョーギーン・ツェデブ(Dojoogiin Tsedev)

第  5  章
ハンガリーにおけるモンゴル・ゲセル伝の研究:研究動向と推奨文献
ビルタラン・アーグネシュ(BIRTALAN Agnes)

第  6  章
モンゴル英雄叙事詩における匈奴文化
ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin)

第  7  章
『ジャンガル』における数字のモチーフ
ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin)

第  8  章
『元朝秘史』におけるシギ・クトゥク:ジャムカ亡き後の作者の共感対象として
藤井真湖(Mako Fujii)

第  9  章
アルタイ・オリアンハイの英雄叙事詩:モンゴル文化におけるその位置
上村明( Akira Kamimura )


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