[目次]
はじめに 7
1章 なにをきらうか、なんできらうかで、個人・集団の本質がみえる 13
1-1 「きらいなもの」:ヒトにおける個人差と集団差 14
1-2 最近の「韓国ぎらい」をかんがえる 17
2章 仮説「攻撃性を誘発するウイルス的存在がどこかに実在する」 25
2-1 小仮説1「社会的ウイルスは、なにかを標的としてヒトに攻撃させる」 26
2-2 小仮説2「社会的ウイルスは、その本質を階層化をふくめて類型化できる」 29
2-3 小仮説3「社会的ウイルスは攻撃を正当化したい宿主に寄生し発症させる」 33
2-4 小仮説4:「社会的ウイルスは条件次第で宿主に寄生しても発症させることができず、周囲に伝染させることに
も失敗する」 37
2-5 小仮説5「社会的ウイルスは宿主の社会的地位のひくさにより寄生しても発症せずにいたのが、加齢による地
位向上を機に発症することがある」 38
3章 社会的ウイルスの「暗躍」:帰納的に「知的病原体」を推計する 41
3-1 検証1「性的被害者が、あたかも悪者であるかのようなバッシング現象」 42
3-2 検証2「少数者が、あたかも悪者であるかのようなバッシング現象」 48
3-3 検証3「社会的弱者が自業自得で、あたかもあまえているかのようなバッシング現象」 53
3-4 検証4「公権力をにぎる人物でさえ無罪推定原則によって保護され、100%責任があるとき以外、謝罪・自己
批判等は不要とされる風潮」 61
3-5 検証5「弱者がよりどころとする思潮を反社会的ときめつける体制・風潮」 68
3-6 検証6「政治経済的権力によるプロジェクト等は無謬で批判は非合理との独善」 67
3-7 検証7 「オトナは未成年者をしつける権限があるという、支配の合理化」 69
3-8 検証8「みんなおなじ幻想1:おなじ国民」 71
3-9 検証9「みんなおなじ幻想2:よのなかはオトコとオンナしかいない」 74
3-10 検証10「周囲の空気をよんであわせることを自然とうたがわない心理」 76
3-11 検証11「加齢などでの変化を忌避するのは本能的で自然とうたがわない心理」 78
3-12 検証12「魔法のように希望どおりの展開をのぞんでやまない心理」 81
4章 社会的ウイルスの発症防止のために:あらたな臨床的社会科学の創造 95
4-1 セクハラ・ヘイトスピーチなど攻撃的言動 99
4-1-1 攻撃的言動としてのセクハラなど各種ハラスメント 99
4-1-2 攻撃的言動としてのヘイトスピーチ 115
4-2 攻撃的言動の感染・発症メカニズムと、その抑止 121
4-2-1 ヘイトスピーチ/ヘイトクライム再考 121
4-2-2 逆差別論など相対的剥奪意識からうまれる反動 129
4-2-3 SNSなどICTの急伸で悪化した承認欲求と知的視野狭窄 132
おわりに 146
参考文献 152 |