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               [目次] 
         口絵   
      はじめに  1  
      第一章 一八四〇年代―探究の土壌としての女性表象  11 
          
      第一節 《ハンモック(夢)》にみるレアリスムの萌芽  18 
           
      ユゴー「水浴びするサラ」との比較  18 
           
      独自性の探求  21 
           
      夢想する現代女性としてのサラ  24 
        
      第二節 同時代芸術に対する眼差しとその吸収  29 
           
      古典的な眠る女性像との差異  29 
           
      シャセリオーとの親近性  32 
           
      ゴーティエへのアプローチ  36 
        
      第三節 フーリエ主義への共鳴と反駁  39 
           
      ラヴェルダンによる美術批評の検討  39 
           
      フーリエ主義の「夢」  43      
      芸術理念確立へ向けて  47  
      第二章 一八五〇年代―女性表象を用いたレアリスムの実践  51 
          
      第一節 《眠る糸紡ぎ女》から考察する一八五三年のサロン  56 
           
      共和政から帝政へ  56 
           
      隠されたエロティシズム  58 
           
      農婦とブルジョワの狭間で  62 
           
      都市と農村の対立意識  65 
           
      社会をあらわす三幅対として  68 
           
      女性表象を用いる意義  72   
      第二節 《セーヌ河畔のお嬢さんたち(夏)》における二重のレアリスム  76 
             
      誰も描かなかった女性像  76 
           
      クールベとヨルダーンス  80 
           
      《浴女たち》と《法話からの帰り道》にみる古画学習  83 
           
      十七世紀フランドル派の位相  86 
           
      ファッションから読み解く娼婦の肖像  89 
           
      ロレットとは誰か  93 
      第三章 一八六〇年代―学識ある画家への挑戦と裸婦像  99 
          
      第一節 「プシュケの物語」の発展とその含意  105 
           
      《アモルとプシュケ》のアカデミスム批判  105 
           
      予期せぬ落選  110 
        
      第二節 《ウェヌスとプシュケ》の寓意画的読解  114 
           
      ヴァリエーションの問題  114 
           
      女神か娼婦か  117 
           
      クールベの新たな試み  120 
           
      寓意画制作への意欲  124 
           
      奇妙な人物置換の真意  128 
           
      フランス芸術界の旗手として  132 
        
      第三節 新たな裸婦像としての《女とオウム》  136 
           
      批判から称賛へ  136 
           
      《ウェヌスとプシュケ》との差異  140 
           
      クールベのレアリスム  146      
      おわりに  151        
      図版一覧  160 
      あとがき  223 
      註  i 
      【資料 1 】  xxiv 
      【資料 2 】  xxviii 
      【資料 3 】  xxix 
      【参考文献一覧】  xxx 
      【図版出典一覧】  xlii 
      Gustave Courbet: Representing Women li         |