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[目次]
まえがき
未来志向で創るインクルーシブな日本語教育:学びを支える実践と展望 iii
第1章 言語学習スタンダーズの軌跡と将来の展望 1
片岡裕子(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
1.言語学習スタンダーズの歴史 (軌跡) 2
2.言語学習スタンダーズとは(概要) 4
2.1.教育理念 4/2.2.5つのゴールと11のスタンダーズ 4
3.言語学習スタンダーズの内容と考慮点 5
3.1.「コミュニケーション」のゴール 6/3.2.「文化」のゴール 9/3.3.「コネクション」のゴール 10/
3.4.「比較」のゴール 11/3.5.「コミュニティ」のゴール 13/3.6.統合的アプローチ 13
4.スタンダーズが日本語教育に及ぼした影響 14
4.1.学校区に与えたインパクト 14/4.2.日本語スタンダーズが取り入れられているアセスメントツール 15/
4.3.スタンダーズに基づいたカリキュラム:クラスでの取り入れ方 16/
4.4.プロフェッショナル・デベロップメント(専門的な開発プログラム) 18
5.課題とこれからの方向性の提案 21
5.1.教師養成とプロフェッショナル・デベロップメント 22/5.2.消極的な日本語教師について 23/
5.3.教科書と教材の問題 25/5.4.特定教師と一般教師:教材作成の専門家の養成 27/5.5.大学の問題 28
6.最後に 29
参考文献 30
第2章 パンデミック時代、ポストパンデミック時代の教育の変化:教育とテクノロジーの融合を中心に 33
當作靖彦(カリフォルニア大学サンディエゴ校)
はじめに 34
1.パンデミックが教育を変える 35
1.1.授業のオンライン化 35/1.2.教材とコンテンツの管理のためのLMS 36/
1.3.ブレンド型学習、ハイブリッド学習 38/1.4.学習評価方法の変化 42/1.5.グローバルな教育連携の強 44/
1.6.教師の役割の変化とプロフェッショナル・ディベロップメント 45/
1.7.メンタルヘルスへの対応と教育の変化 45/1.8.テクノロジーの進化と教育インフラの整備 50/
1.9.教師と学生のスキル向上50/1.10.学習のパーソナライゼーションとインクルーシブな教育環境の実現 51/
1.11.デジタルシティズンシップ 51/1.12.第1節のおわりに 55
2.生成AIの登場 56
2.1.生成AI時代の開幕 56/2.2.生成AIの問題点 57/2.3.生成AIに対する教育界の反応、対応 60/
2.4.教育での生成AIの使用 61/2.5.教育における生成AI使用の将来 65
3.今後の展望:教育とテクノロジーの融合 66
3.1.教育・学習はどのように変わるか 66/3.2.未来の教育における教師の役割と行動指針 67/3.3.まとめ 69
参考文献 70
第3章 社会正義の理念と日本語教育:課題と社会正義導入のアプローチ 73
渡辺素和子(ボートランド州立大学)
1.社会正義理念の重要性と言語教育との関係 74
1.1.社会正義の枠組み:公平性、包摂性・帰属意識 74/1.2.社会正義理念がなぜ言語教育に必要か 80
2.社会正義の観点から見た日本語教育における課題 82
2.1.多様化する学習者と教師側の多様性不足 82/2.2.日本語教材の問題点 88
3.社会正義、公平性、包摂性・帰属意識をどのように日本語教育に取り入れるか 89
3.1.包摂性・帰属意識を確立するために 90/3.2.公平性を実施するために 92/
3.3.社会正義理念の授業への導入 98
4.まとめと今後の展望 107
参考文献 109
第4章 ニューロダイバーシティの視点から再考する日本語教育:発達障害のある日本語学習者への支援と指導法 115
ウェイ諸石万里子(パデュー大学)
1.はじめに 116
2.ニューロダイバーシティの背景 117
3.高等教育機関における発達障害者支援の取り組みと現状 119
3.1.K-12と大学の対応の差:IEPと合理的配慮 119/
3.2.アメリカの高等教育におけるASD学生の現状と課題 122/
3.3.日本の高等教育におけるASDの学生の現状と課題 124
4.ASDを持つ学習者の第二言語学習における特性と課題 126
5.ASDのある学習者の外国語学習経験:大学教育における合理的配慮と課題 128
6.ASDのある継承語学習者のバイリンガル教育に対する保護者の視点と役割 131
6.1.アメリカにおける継承語の維持と喪失の傾向 131/6.2.ASD児の継承語教育 131/
6.3.ASD児のバイリンガル教育に対する保護者の認識と経験 132
7.ASDの日本語学習者に効果的な指導法に関する研究 135
8.ニューロダイバーシティの実現に向けた企業の取り組み 140
9.まとめと今後の課題 141
参考文献 142
第5章 米国の継承日本語教育の歩み:過去から現在への軌跡と将来にむかって 145
ダグラス昌子(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
1.継承語の定義 146
2.米国の言語政策・教育政策 147
2.1.過去の状況(20世紀後半まで) 148/2.2.現在の状況(21世紀) 149
3.継承日本語教育 154
3.1.継承日本語教育の教育機関 155/3.2.継承日本語教育初期から20世紀の終わりまで 156/
3.3.現在の継承日本語教育(21世紀) 158
4.これからの継承日本語教育への展望 160
4.1.「後ろ向き」から「前向き」の継承語教育にむけて 160/4.2.どんな継承日本語力をどう育てるのか 161/
4.3.21世紀の教育と継承語教育 166
5.まとめと今後の課題 169
参考文献 171
第6章 米国のK-16(幼稚園〜高等教育)日本語教育におけるアドボカシーの役割と展開 177
貞・アン・ジョーダン(ローラシアン協会/元カリフォルニア州ロスガトス高校)
中山諒(ペンシルベニア大学)
齋藤−アボット佳子(カリフォルニア州立大学モントレーベイ校)
知念聖美(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
1.アドボカシーの役割とその必要性 178
1.1.アドボカシーとは 178/1.2.アドボカシーの必要性 179/1.3.アドボカシーの類型 181
2.アドボカシーの多角的枠組みと支援者・支援機関 182
2.1.アドボカシー活動の領域 182/2.2.教師のキャリア段階に応じたアドボカシー活動 185/2.3.アドボカシーの支援者・支援機関 188
3.日常的に行うアドボカシー 192
3.1.日常的アドボカシーによる日本語プログラムの維持と発展 193
4.危機対応型アドボカシー 202
4.1.日本語教育に対する制度的・社会的な圧力 202/4.2.危機対応型アドボカシーの実例 205/
4.3.持続可能な日本語プログラムを形成する「SOS」モデル(Strategies〔対策〕、Opportunities〔機会活用〕、
Support〔支援〕) 208
5.アドボカシーの課題と展望 210
参考文献 212
参考資料 付録:アドボカシー・チェックリスト 214
第7章 マルチレベル学習環境におけるスプリットレベルクラスの指導実践とその効果に関する考察 217
アンドリュー・スコット(カメハメハ・スクールズ・マウイ校)
黒田麻井(カメハメハ・スクールズ・マウイ校)
1.スプリットレベルクラス導入の背景 218
1.1.スプリットレベルクラス(SLC)の特徴 218/
1.2.カメハメハ・スクールズ・マウイ校における日本語プログラムの実態 220
2.スプリットレベルクラスのカリキュラム実践 221
2.1.カリキュラムの見直しと編成 221/2.2.授業時間の配分とそれに伴う編成 229/
2.3.授業形態:教師主導型指導(TLI)、生徒主導型の学習(SLL)、一斉授業(WC)、家庭学習について 230
3.スプリットレベルクラスをどのようにOne Classとして成功に導くか 238
3.1.学習テーマの統一と文化的活動 238/3.2.授業内アクティビティの簡略化 239/3.3.交流学習の実施 239/
3.4.プロジェクト型学習の導入 240/3.5.教室環境の整備 243/3.6.『ピリナ』の重要性 244
4.まとめと展望 246
4.1.まとめ 246/4.2.今後の日本語教育の展望 247
参考文献 248
第8章 大学における区別化指導:理論と実践 251
知念聖美(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
1.区別化指導(Differentiated Instruction)とは 252
1.1.区別化指導の目的と特徴 252/1.2.インクルーシブな学習環境 254
2.区別化指導の理論的背景 255
2.1.学習者中心の指導 255/2.2.発達の最近接領域と「足場かけ」 256
3.区別化指導の設計 256
3.1.学習者のニーズ 257/3.2.学習者のニーズに応じた授業の区別化領域 258
4.大学での実践例 261
4.1.日本語プログラムの概要 261/4.2.学習者の日本語運用能力 262/
4.3.コース概要と区別化指導の事前説明 264/4.4.学習活動内容 264/
4.5.学習教材別活動の実践と考察 266/4.6.区別化指導実施後の学生の評価・感想 272
5.課題と今後の展望 274
参考文献 276
第9章 米国における「キャリアにつながる日本語」教育 279
高見智子(ペンシルベニア大学)
1.キャリアにつながる日本語とは 280
1.1.キャリアにつながる日本語:日本 280/1.2.キャリアにつながる日本語:海外282
2.米国におけるキャリアにつながる日本語教育 284
2.1.キャリアにつながる日本語教育の歴史・背景 284/2.2.米国のキャリアにつながる日本語教育の傾向 286/
2.3.キャリアにつながる日本語教育の実践 288
3.キャリアにつながる日本語コースの事例 291
3.1.キャリアにつながる日本語がめざすもの 291/3.2.キャリアにつながる日本語コースの開発背景 292/
3.3.キャリアにつながる日本語コースのニーズ調査 293/
3.4.キャリアにつながる日本語コースの学習活動例 295/3.5.キャリアにつながる日本語の実践の課題 309
4.まとめと今後の課題 310
参考文献 311
第10章 グローバル社会で活躍できる人間形成を目指した日本語教育 317
齋藤―アボット佳子(カリフォルニア州立大学モントレーベイ校)
はじめに 318
1.21世紀において重要視される外国語教育のコミュニケーション能力 318
1.1.外国語教育における21世紀スキル 319/1.2.外国語教育におけるグローバル・コンピテンシー 322
2.日本語教育での21世紀の教え方の現状と課題 324
2.1.初等・中等教育と高等教育間のアーティキュレーションの必要性 324/
2.2.日本語教育におけるコア・プラクティスの実施状況と課題 327/
2.3.レアリアの活用と教材開発:教科書をリソースとして活用する際の課題 332/
2.4.高等教育の日本語教育カリキュラムの課題 333
3.21世紀に必要な能力を育むカリキュラムとユニットプランの設計 335
3.1.日本語教育におけるビジョンの明確化と方向性の確立 335/
3.2.バックワード・デザインを使ってのカリキュラムプラン 336/
3.3.バックワード・デザインを活用したユニット・授業案の作成法 340/
3.4.実践的なコミュニケーション力を育成する授業設計と指導上の工夫 343
4.人間形成を促進する日本語教育の展望と考察 348
参考文献 349 |