著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

清瀬みさを
きよせ・みさを

1988年、同志社大学大学院文学研究科博士過程後期終了。現在、同志社大学文学部助教授。西洋美術史専攻。著書に『人文学としての芸術研究』法律文化社、2001年。主要論文に「プッサンの〈階段の聖母子〉:図像解釈のひとつの試み」(『美学』162、1990年)、 「ベネデット・ヴァルキのパラゴーネをめぐる−考察」『美學・芸術學』13、1998年。訳書にP.シュトリ−ダ−『デュ−ラ−』(共訳)(中央公論社)。

 

[清瀬みさをの書籍一覧]

作品とコンテクスト
ドラクロワ《ダンテの小舟》
理想主義と近代性

[著者]ジェームズ・H・ルービン
[訳者]清瀬みさを

歴史画/風俗画……ジャンルのヒエラルキー
素描/色彩……手法の優劣
理想/現実……芸術がとりあげるべきもの
相剋を調停する絵画の誕生


亡者の漂う冥途の川を舟で渡るダンテとヴェルギリウスという『神曲』中の場面を描いたこの絵で、ドラクロワはサロン(官展)での華々しいデビューを目論んだ。保守反動(新古典主義)と革新(ロマン主義)の結合を試みたこの戦略の意味とは?

定価=本体 2,200円+税
2004年8月25日四六判並製/136頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-144-3


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