いま、なぜネオナチか?
旧東ドイツの右翼ラジカリズムを中心に

[著者]ベルント・ジーグラー
[訳者]有賀健岡田浩平

難民収容所への襲撃、外国人への暴行、ユダヤ人墓地の破壊、そして壁にハーケンクロイツ。秘かに、そして公然と拍手する人びと。なぜネオナチが受け入れられてしまうのか。反ファシズムをうたった戦後ドイツとは、いったい何だったのか。

定価=本体 2,233円+税
1992年12月25日/四六判並製/238頁/ISBN978-4-88303-011-8



[目次]
翻訳にあたって 3
まえがき 8

第1章 犯人が殉教者となる 11
第2章 ドレスデン――「運動の本拠地」 21
第3章 無法な東部 35
第4章 「国民アルナナティーフ」と「ドイツ・アルタナティーフ」 57
第5章 褐色ゾーンとしての「東部地区」 77
第6章 「体制外野党」という神話 93
第7章 「表面を取り繕う」シンドローム 111
第8章 ナチ同調者から「歴史の勝利者」へ 123
第9章 「偽装した」反ユダヤ主義 145
第10章 「フィジー人」「キャベツ」「ポラッケ」 165
第11章 犯人の免罪 179
第12章 無法な西部 203
第13章 「醜いドイツ人」 訳の終わりに 215

訳の終わりに 221
参考文献


HOME