[目次]
はしがき 1
前期 国語国字問題の歴史的背景
第1章 国語と漢字との接触 7
第1節 日本民族の国語意識 7
第2節 固有文字(神代文字)の有無 15
第3節 漢字の伝来 48
第2章 国語意識の自覚と漢字使用の日本化 65
第1節 漢字による国語表記の実験 65
第2節 カナの発用 85
第3節 口語と文語との分離 94
第3章 国語の自覚と国字への反省 112
第1節 国学者の漢字批判 112
第2節 キリシタンによるローマ字の輸入とローマ字本の印刷 126
第3節 洋学者の漢字批判と国語のローマ字書きの実験 135
後期 国語国字問題の発生
第4章 明治維新と国語国字問題 155
第1節 国語国字問題発生の社会的理由 155
第2節 国字改良論の提唱 160
第3節 国字改良論から国字改良運動へ 181
第4節 言文一致運動と文学者の活動 200
第5章 国語国字問題の発展 211
第1節 新国字論の提案と国語国字問題の民論化 211
第2節 国語国字運動の発展 226
第3節 ローマ字つづり方の移りかわりと統一 259
第6章 最近における国語国字問題の展望 312
第1節 太平洋戦争と国語国字運動の衰退 312
第2節 最近(暗黒時代)における国語国字問題の展望 342
第1 漢字制限 342
第2 カナつかい改訂(字音カナづかい整理案) 359
第3 左横書き 361
第4 日本語の進出普及 362
第5 国字運動 372
第6 国語教育 373
第7 外国語問題 376
第3節 民主主義日本の建設と国語国字問題の解決 379
第1 国語国字問題の歴史上画期的な昭和二十一年 379
第2 昭和二十二年における国語国字問題の展望 440
国語国字問題年表 475
索引 547
解説(安田敏朗) 589 |