[目次]
序論 「絵を読むこと」のむずかしさについて5
第1章 モデルケース――古代の奇妙な橋の上で展開される、動きにみちた聖書の場面15
第2章 さまざまな視点――見ることの専門家たちと「ものの見方の歴史」33
第3章 時間のとらえ方――意識の流れにそって続く岸辺の光景と「連続する様式」45
第4章 境界を越えること――「絵で読む文学」における継起的なものの共存65
第5章 像を思い浮かべる能力――受動的な網膜印象から能動的な像の思考へ81
第6章 画面を分解すること 切り抜きと合体――イコノグラフィーによるコラージュの解体101
第7章 全体をふりかえって――感度を高めた「美術史学」の可能性と目標115
訳者解説125
用語解説145
《ウィーン創世記》に登場する人物の解説148
参考文献150
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