著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

カルル・クラウスベルク
Karl Clausberg

1938年、アイゼナハ生まれ。ハンブルク、ロンドンで学び、ウィーンで教授資格取得。1991年からリューネブルク大学で、美術史の教授。すでにこれまでの著作でも、中世の装飾写本を扱いながら、美術史の枠を越えて科学や宇宙観も含めた幅広い文化史的な視点からの解釈を実践している。ほかに、技術史に関する著作や、ロシアフォルマリズム、チェコ構造主義とウィーン学派との関係を論じた論文などがある。

 

[カルル・クラウスベルクの書籍一覧]

作品とコンテクスト
《ウィーン創世記》
絵で読む聖書の物語

[著者]カルル・クラウスベルク
[訳者]加藤哲弘

装飾写本研究からたどる美術史学のながれ

旧約聖書「創世記」の物語が描かれたこの装飾写本には、同じ人物がくり返し同じ場面に登場するという奇妙な描写が用いられている。この描写を発想の源に、多くの美術研究家が絵の内容を「読み解く」ことについて思考してきた。

定価=本体 2,200円+税
2000年3月31日四六判並製/112頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-050-7


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